Project/Area Number |
06272202
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
有賀 寛芳 北海道大学, 薬学部, 教授 (20143505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有賀 早苗 北海道大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (90184283)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | c-myc / Pim-1 / アポトーシス / NS-1 / MSSP / DNA断片化 |
Research Abstract |
アポトーシス誘導に関する研究を行い、以下の知見を得た。まず、c-mycタンパク質結合タンパク質として同定し、cDNAクローニングしたMSSP-1,MSSP-2は10%血清下ではmyc/rasによる細胞トランスフォーメーションを増強するが、低血清下ではMSSP単独でアポトーシス誘導し、かつc-mycによるアポトーシス誘導を促進した。MSSPはRNP consensus配列を2ヵ所有しておりDNA結合能に必須であるが、アポトーシス誘導能にも同様に必須であった。 一方、我々は以前にマウスNS-1及びそのハイブリドーマ細胞は一見健康そうの増殖していながら、常にアポトーシスの生化学的特徴であるDNAの断片化が生ずることを報告した。今回この細胞を詳細に検討し、この細胞は増殖のある過程でDNA断片化を引きおこす細胞群であるこをを、生化学的、かつ細胞生物学的に明らかにした。さらに、アポトーシス関連遺伝子群のこの細胞での発現を調べたところセリン/スレオニンキナーゼであるPim-1の発現昴進が観察された。この細胞の親株でありDNA断片化の生じない細胞にPim-1発現系を導入したところ、DNA断片化が生じPim-1のアポトーシス経路への関与が示された。Pim-1はmycとの協調的細胞癌化能が知られており今後その点から解析予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)