心筋ミオシン軽鎖キナーゼのアクチン結合性を介した新しい収縮制御様式の検討
Project/Area Number |
06274203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小浜 一弘 群馬大学, 医学部, 教授 (30101116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早川 晃一 群馬大学, 医学部, 学振特別研究員
石川 良樹 群馬大学, 医学部, 助手 (20212863)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 心筋 / カルシウム・イオン / アクチン / ミオシン / ミオシン軽鎖キナーゼ / 強心作用 |
Research Abstract |
平滑筋ではミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)が収縮制御の主役をなし、これによりミオシンがリン酸化され、アクチン・ミオシン相互作用が開始されるとされている。私どもは、このMLCKにはアクチン結合性があり、ミオシンリン酸化とは独立に相互作用を抑制するという作用を検出した。そしてこれがCa^<2+>存在下のカルモジュリンにより解除されることを発表した。この抑制作用は強力で、類似の機能をもつ平滑筋カルデスモンの100倍近くなる。 一方、トロポニン-トロポミオシン系はCa^<2+>が存在しない時にはアクチン・ミオシン相互作用に抑制をかけ、Ca^<2+>によりトロポニン経由で抑制が解除される。上のような結果から、i)カルモジュリン-MLCK系がトロポニン-トロポミオシン系に対するCa^<2+>の作用と酷似するため、ii)心筋にはカルデスモンは存在しないとされているため、カルモジュリン-MLCK系が心筋でも収縮制御の一端を担っているのではないかという着想にいたった。 心筋にはミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)が存在していることは知られているが、本研究ではまづi)アクチン結合性の高いMLCKのisoformを平滑筋の経験を生かして精製することを目的とする(研究計画・方法欄参照)。次に、ii)アクチン結合成蛋白質としての性質、iii)心筋ミオシンを用いてのin vitro motility assayによるMLCKのアクチン-ミオシン相互作用の抑制効果、iv)Ca^<2+>存在下のカルモジュリン(CaM)を調べ、CaM-MLCK系の制御能を明確にする。最終的にはMLCKの限定分解によるドメイン構造の決定、及び非リン酸化型ミオシンを用いての作用の検討を行い、心筋MLCKの構造と機能に検討を加える。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)