Project/Area Number |
06274227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
大地 陸男 順天堂大学, 医学部, 教授 (10049025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 健 東京薬科大, 生命科学部, 助手 (50227906)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 株化筋細胞 / 培養心筋 / カルシウムチャネル / カリウムチャネル / ジヒドロピリジン |
Research Abstract |
ラット胚心臓由来の株化筋細胞H9c2は培養によって単核筋芽細胞から多核の筋管細胞に分化する。細胞の分化に伴うイオンチャネルの発現をL型Caチャネルおよび外向きKチャネルに関してパッチクランプ法により検討した。またL型Caチャネルの発現を特異抗体を用いた生化学的方法で検討した。 1.L型Caチャネル (1)増殖中の筋芽細胞から活性化・不活性化が速くCaよりBaに高い透過性を示す心筋型の特徴を持つジヒドロピリジン感受性のCa電流が記録された。(2)筋芽細胞のホールセル記録では骨格筋型のL型Ca電流が心筋型のより優位に記録された。しかし、単一電流記録を行うと、20pSの心筋型も12pSの骨格筋型と併存していた。(3)心筋型L型Caチャネルのα_1サブユニットに対する抗体を用いたウェスタンブロットでは、単核および多核いずれの細胞でも230kDおよび190kDのチャンル蛋白が発現していた。(4)骨格筋型L型Caチャネルα_1サブユニットに特異的な抗体を用いたウェスタンブロットによると筋芽細胞においてのみ165kDの骨格筋型L型チャネルの発現が認められた。 2.Kチャネル ホールセル電流記録によって電位依存性Kチャネル(IKv)とCa依存性Kチャネル(IKCa)の発現が確認された。IKCaはcharydotoxin感受性成分とapamin感受性成分に分けられた。IKvは細胞の分化の全期にあり、一方IKCaは筋芽細胞にはなく筋管細胞に分化した後に発現した。
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