ストローマ細胞由来未熟B細胞刺激因子(PBSF)の作用機構と生理的意義
Project/Area Number |
06277210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菊谷 仁 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助教授 (80161412)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | プレB細胞 / ストローマ細胞 / B細胞造血 / プレB細胞刺激因子 / ジーンターゲティング |
Research Abstract |
ストローマ細胞が産生する可溶性因子のうちIL-7とSCFはB細胞造血に重要な分子であることが示されているが、これらの分子のみではB細胞造血の分子機構を十分説明できない。我々はストローマ細胞依存性B前駆細胞クローンDW34ストローマ細胞由来cDNAラウブラリーより89個のアミノ酸からなるインタークリンファミリーに属する分泌蛋白(PBSF)をコードするcDNAを得た。このPBSFは骨髄B前駆細胞のIL-7による増殖を相乗的に増強する活性をもつ。本年度は、PBSFのinvivoにおける機能を解析するために、PBSF欠損マウスの作製を行った。まずマウスPBSF染色体遺伝子をクローニングし、その構造を決定した後、その一部を用いてターゲティングベクターを作製した。さらにターゲティングベクターで胎児幹細胞株のPBSF遺伝子を破壊し、その胎児幹細胞株よりキメラマウスを作製した。交配実験よりこの破壊されたPBSF遺伝子は、子孫に生殖細胞を通して伝わることが明かとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)