myc遺伝子導入造血幹細胞における増殖と細胞死シグナルの解析
Project/Area Number |
06277215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
佐々木 秀樹 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (50106316)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 達 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (50100110)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | myc遺伝子 / 遺伝子導入 / 造血幹細胞 / 増殖機構 / 細胞死 |
Research Abstract |
造血幹細胞増殖機構におけるc-mycの関与と、programmed cell deathの役割を明らかにすることを目的に、初年度はヒトc-myc遺伝子を導入したマウスでの白血病発症頻度および表現系の分布、さらに造血幹細胞の量的・質的変化について解析した。c-myc遺伝子導入マウスの骨髄細胞を、致死量の放射線を照射したマウスに移植した実験では多くの造血器腫瘍の発生をみたが、これは移植骨髄細胞内でのmyc導入による血球機能の変化との関連を示すものと思われた。また、flow cytometryを用いた造血細胞のcell cycling position分布の検討では、対照との間に明らかな差異を認めなかったが、in vitroのトリチウムチミジン試験による検討では、c-myc遺伝子導入マウスでは幹細胞レベルにおいて、そのDNA複製が促進していることが示された。次に幹細胞のin vivo動態を解析するためにBrdUrdのin vivo標識とUV照射による殺傷試験の条件設定を行った。その結果1-2mg/kg/dayのBrdUrdを浸透圧輸注ポンプを用いて持続投与し、365nmの波長のUVをピーク値で20,000J/m^2照射することで、サイクル特異的な殺傷効果が得られることが分かった。この条件でmyc遺伝子導入マウスについて検討したところ、未分化な幹細胞においてその増殖動態が亢進していることを示唆する結果が得られた。さらにIL-3と共に2日間の液体培養を行った後に脾コロニーアッセイを行って造血幹細胞のin vitroでの増殖因子に対する反応性を検討したが、myc遺伝子導入マウスでは対照よりも低い結果を示した。この結果や、c-myc導入マウスの造血細胞数や前駆細胞数に有意の増加が認められていないことから、それらのマウスの造血幹細胞においては、増加に対する負の調節機構も働いている可能性があると我々は想定しており、細胞死シグナルの面からの検討を現在進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)