Project/Area Number |
06280103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
菅村 和夫 東北大学, 医学部, 教授 (20117360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 俊樹 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30182934)
内山 卓 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80151900)
藤澤 順一 (藤沢 順一) 関西医科大学, 医学部, 教授 (40181341)
赤城 剛 国立がんセンター研究所, ウイルス部, 研究員 (90184077)
藤井 雅寛 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (30183099)
吉木 敬 北海道大学, 医学部, 教授 (60220612)
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Project Period (FY) |
1994 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥108,000,000 (Direct Cost: ¥108,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥36,000,000 (Direct Cost: ¥36,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥35,000,000 (Direct Cost: ¥35,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥37,000,000 (Direct Cost: ¥37,000,000)
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Keywords | 成人T細胞白血病 / HTLV-1 / 転写活性化 / HTLV-I / HAM / 転写活性化因子 / トランスフォーメイション / ATL / Tax / トランスジェニックラット / SCIDマウス |
Research Abstract |
細胞の不死化およびがん化におけるHTLV-1の役割について、特にその転写活性化因子であるTaxの機能を中心に解析し、以下の研究成果が得られた。 1。Taxの新たな標的遺伝子としてSLP76を同定した。SLP76はT細胞抗原受容体を介するNFAT活性化ひいてはIL-2発現誘導に関わっている可能性が示唆された。 2。HTLV-1感染T細胞がFas誘導アポトーシスに対して抵抗性を示すことを明らかにした。この抵抗性にはTax発現とFas-associated phosphatase(FAP-1)が関わっていることが示唆された。 3。Tax変異体を用いた解析から、TaxによるT細胞増殖亢進がTaxによるNFkB活性化を介したIL-2Rα鎖の発現誘導と相関することを明らかにした。 4。TaxによるRat-1細胞トランスフォーメーションと相関して発現増強する遺伝子として、cyclophilin C-associated protein(CyCAP)を同定した。 5。HTLV-1プロウイルスTaxの一次構造多様性と転写活性化能とを調べ、40-70%のクロンにアミノ酸置換を含む塩基置換が証明された。 6。HTLV-I感染細胞と血管内皮細胞の接着分子としてOX40を同定した。ATL白血病細胞、さらにそれらの皮膚浸潤細胞にもOX40が発現することを証明した。 7。HTLV-I感染細胞に発現がみられるCD30の細胞内領域にTRAF2、TRAF5が会合し、NFkB活性化に関与していることを証明した。 HAMラットの脊髄の病理組織学的解析から、欠突起細胞のアポトーシス、TaxやTNFαの発現ならびにbcl-2の発現抑制が観察された。
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