AT(アタキシア・テランジェクタシア)の原因遺伝子の単離
Project/Area Number |
06280216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
江島 洋介 京都大学, 放射線生物研究センター, 助教授 (50127057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 正夫 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (20013857)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 高発がん性 / ヒト遺伝病 / 放射線感受性 / 放射線ハイブリド / IRS-PCR |
Research Abstract |
リンパ網内系の悪性腫瘍の好発を特徴とするヒト遺伝病のAT(アタキシア・テランジェクタシア)の原因遺伝子を単離するとこを目的として研究をおこない以下の成果を得た。 1.ATの原因遺伝子が座位するヒト染色体11q23領域に切断点をもつX/11転座染色体を含むヒト/マウス雑種細胞A9(3552)-2を用いて11q23領域の微小ヒト断片をもつ放射線ハイブリドを作成した。クローンRH12/1はAT細胞の放射線高感受性を相補し、他の2クローン(MH12/1,MH12/3)は相補しなかった。両者の差異領域にAT遺伝子が存在するという作業仮説を設定して以後の解析をすすめた。 2.11q23領域の11個のDNAマーカーの存否を調べたところ、3クローンともD11S144とD11S351の2マーカーのみを保持して他のマーカーを欠失し、RH12/1に固有の既知のマーカーはなかった。注目されるのは、リンケージ解析からAT遺伝子にもっとも近接するとされるD11S384をも欠いていることであり、遺伝子がD11S384よりテロメア側DRD2〜D11S351領域内にあるという新しい可能性を示唆する。 3.RH12/1からsCos1をベクターに用いてコスミドライブラリーを作成した。50万個のクローンから256個のヒト由来のクローンを分離し、21個の11番染色体由来クローンを同定したが、この中にはAT遺伝子を含むものはなかった。一方RH12/1からのIRS-PCR産物のなかから単離したプラスミドpBM8.9は11番染色体上のRH12/1に固有の領域内にあり、AT遺伝子にきわめて近接する可能性が高い。このマーカーをもとにAT遺伝子を探索してゆきたい。なお購入した微量高速遠心機は、ライブラリー作成、コスミドおよびプラスミドDNAの抽出など実験の全行程にわたって使用した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)