c-Metプロトオンコジーンファミリーのリガンドの解明
Project/Area Number |
06280223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
水野 健作 九州大学, 理学部, 助教授 (70128396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原野 友之 九州大学, 理学部, 助手 (80037275)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 増殖因子レセプター / プロトオンコジーン / レセプター型チロシンキナーゼ / 肝細胞増殖因子 |
Research Abstract |
c-Metプロトオンコジーン産物は肝細胞増殖因子(HGF)のレセプターである。本研究では、c-Metに類似した構造をもつレセプターファミリーをクローニングし、そのリガンドを明らかにすることによって、HGFファミリーの構造と機能を解明することを目的に研究を行った。トリ赤芽球症ウイルスのもつオンコジーンv-seaはc-Metと相同性の高いチロシンキナーゼ構造をもつことから、その細胞性ホモログc-seaのクローニングをまず行った。さらに、c-sea遺伝子をプローブとして、ヒトヘパトーマHepG2 c-DNAライブラリーをlow-stringencyの条件下でスクリーニングした結果、2種の新規なプロテインキナーゼSkyとLIMKをコードするcDNAをクローニングした。Skyは脳に高発現するレセプター型チロシキナーゼで、細胞接着因子様の細胞外ドメインをもつことを明らかにした。また、in situ hybridizationによりsky mRNAの発現を明らかにするとともに、Sky特異抗体を用いて、Skyの自己リン酸化活性とSrcファミリーとの会合についても明らかにした。 Skyの細胞外ドメインとヒトイムノグロブリンFcドメインとの融合蛋白質を発現させ、これを用いて、Skyリガンドの発現クローニング及びアフィニティークロマトグラフィーによる精製を現在進めている。一方、LIMKは2個のLIMモチーフをN末端部にもつ新しいクラスの細胞内セリン/スレオニンキナーゼと考えられ、その細胞内での機能についても検討中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)