HTLV-IおよびHTLV-IIキャリアの遺伝背景の比較研究
Project/Area Number |
06280229
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
藤吉 利信 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (50173480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
屋敷 伸治 鹿児島大学, 医学部, 助手 (40182315)
園田 俊郎 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40036463)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | HTLV-I / HTLV-II / IIキャリア / HLA / 遺伝背景 / 免疫応答 |
Research Abstract |
本研究では、鹿児島県地方のHTLV-Iキャリア、ATLおよびHAM/TSP患者、ならびに南米先住民のHTLV-I/IIキャリアから、血清・リンパ球を収集し5000検体をこえる血清・リンパ球バンクを樹立した。この検体を用いて、HTLV-I/IIキャリアのHLAハプロタイプをPCR-RFLP法-DNAタイピングにより調べたところ、(1)鹿児島県地方のATL患者に多くみられるHLAハプロタイプが南米アンデス高地の先住民のHTLV-Iキャリアにも多くみられること、(2)南米オリノコ川流域のHTLV-IIキャリアのHLAハプロタイプはアンデス高地先住民のHTLV-Iキャリアとは異なることが明かとなった(研究発表・雑誌論文1、2)。このことから、南米先住民のHTLV-Iキャリアの民族の起源がユーラシア大陸のモンゴロイド起源であることが示唆された。 さらに、HTLV-I感染細胞に対するCTLを、ATL、HTLV-Iキャリアの末梢血リンパ球からin vitroで誘導する方法を開発し、その性状を調べたところ、その宿主のHLAハプロタイプにより標的となる抗原に特徴がみられた(研究発表・雑誌論文5)。また、ATL、HAM/TSPにおけるHTLV-Iウイルスの発現とウイルス量の変動を明らかにした(研究発表・雑誌論文3、4)。 本研究で樹立したHTLV-I/IIキャリアの血清バンクは、HTLV-I/II抗体検査法(PHA、ELISA、WB)の特異性および感度を評価する標準血清として有用であり、WHOの委託研究に用いて成果をあげた(研究発表・雑誌論文7、8)。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)