Project/Area Number |
06281102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
帯刀 益夫 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (10099971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 幸彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70028520)
井川 洋二 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40085618)
西沢 誠 京都大学, 医学部, 助教授 (30192248)
山本 雅之 東北大学, 医学部, 講師 (50166823)
石井 俊輔 東北大学, 理化学研究所, 主任研究員 (00124785)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥18,000,000 (Direct Cost: ¥18,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥18,000,000 (Direct Cost: ¥18,000,000)
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Keywords | 癌遺伝子 / 細胞分化決定 / 転写制御 |
Research Abstract |
本研究では種々の特色ある細胞分化系を用いて、その機能、局在性の異なるいくつかの癌遺伝子産物の細胞分化決定に果たす役割を分子レベルで解明することを目的としている。まず、核内癌源遺伝子産物としてのc-Mycが転写因子YY-1との結合を介して赤血球分化特異的遺伝子のエンハンサーの制御を行っていることが明らかとなった(帯刀)。また、赤血球特異的転写因子NF-E2がロイシンジッパー構造をもつp45とMaf癌原遺伝子産物の会合体であることを明らかにした(山本、西沢)。さらに、MybのNMRによる構造解析から、MybとNF-IL6との相互作用が示唆された(石井)。さらにPEBP2もα,β両サブユニットの会合により細胞内局在性や機能の調節を行っていることが明らかとなった (丸山)。そしてmyc遺伝子ファミリー(帯刀、北中)、myb遺伝子ファミリー(石井)、maf遺伝子ファミリー(西沢)、relファミリー(井上)の各メンバーが微妙な活性調節機構をもつことにより蛋白間相互作用を介して、多様な転写制御機能を示すことが本研究を通じて明らかとなった。 また細胞膜受容体としてのEpo受容体の活性型K-rasによるシグナル伝達活性制御の解析(井川)、受容体型癌遺伝子c-kitの突然変異体の詳細な解析(北村)から、受容体の構造と機能の理解に進展がみられた。さらに、血液細胞分化に伴うcdc2発現制御のE2Fによる制御機能が明らかとなり(大田)、癌遺伝子産物による細胞増殖分化の決定における機能の上から重要な接点ができたと思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)
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[Publications] Yamazaki,M.,Tsujimura,T.,Morii,E.,Isozaki,K.,Onoue,H.,Nomura,S., and Kitamura,Y.: "c-Kit gene is expressed by skin mast cells in embryos but not in puppies of W^<sh>/W^<sh> mice:age-dependent abolishment of c-kit gene expression." Blood. 83. 3509-3516 (1994)
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