Project/Area Number |
06281108
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
岡野 幸雄 岐阜大学, 医学部, 教授 (10177066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 泰久 東京大学, 農学院, 助教授 (00181248)
遠藤 剛 千葉大学, 理学部, 助教授 (30194038)
浜口 道成 名古屋大学, 医学部, 教授 (90135351)
稲垣 昌樹 東京都老人研究所, 部門長 (30183007)
貝淵 弘三 奈良先端科学技術大学院大学, 教授 (00169377)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥16,500,000 (Direct Cost: ¥16,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥16,500,000 (Direct Cost: ¥16,500,000)
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Keywords | ホスホリパーゼD / ホスホリパーゼC / src / PI-3キナーゼ / 細胞骨格蛋白質 / SH2 / SH3 / Cキナーゼ / MAPキナーゼ |
Research Abstract |
1.ras細胞のCa^<2+>オシレーションに関与するカチオンチャネルは、イノシトールポリリン酸特に、IP4(3,4,5,6)によって開口されることが示唆された。 2.ras細胞やPAF受容体高発現CHO細胞における刺激に伴うPLDの活性化にPLCγ1やある種のチロシンキナーゼが関与することが示唆された。 3.マウス胎児繊維芽細胞(MEF)の継代培養の過程で消失する新規の細胞蛋白質p33を発現した。p33の抗体は不死化細胞のG1/S移行を阻止した。 4.PLCγSH2/SH3領域およびアンチセンスAshの細胞内導入は、c-junを介したアポトーシスを誘導し、dominant negative分子としての機能が示唆された。 5.PI-3Kの特異的な阻害剤であるwortmanninを用いて、PI-3Kが破骨細胞における膜融合やアクチンの構造形成に必須であることが明らかとなった。 6.α-アクチニンのアミノ酸168-184がPIP2結合部位であり、部分精製PLCの阻害作用から、その塩基性アミノ酸の重要性を証明した。 7.p75^<HS1>のLynとSykによる2つの独占的チロシンリン酸化部位を同定し、細胞質から核への移行を示した。 8.srcの細胞癌化能とMMP分泌亢進能の一致を示し、srcによるガドヘリン機能の阻害がカテニン構造の差に由来しないことを明らかにした。 9.化学発癌大腸腫瘍の近傍大腸粘膜のPLC-δ1の発現低下を認めた。しかし、発癌物質処置粘膜と無処置粘膜との間に有意な差は認めなかった。 10.表皮顆粒層で強く発現するnPKCηを活性化するコレステロール硫酸は、化学発癌による皮膚腫瘍の発生を顕著に抑制した。 11.PGF2α刺激グリア細胞のビメンチン部位特異的リン酸化反応はおもにCa^<2+>-カルモジュリン系によって担われていることが明らかとなった。 12.ツメガエル卵とウシ脳からREKSを精製し、100kDaのキナーゼであること、14-3-3蛋白質によって活性化されることを明らかにした。 13.MAPKKKのアミノ酸配列をもとにMUKI1〜3の3種の新規キナーゼを単離し、MUK1を介する哺乳類の新しいシグナル系の存在が示唆された。 14.カルパイン高発現細胞株およびカルパイン自己消化中間体の抗体を用いて、カルパインによるアクチンフィラメントの制御を明らかにした。 15.変異ゲルゾリンはアクチン重合核形成能の増大とアクチン繊維切断能の低下をきたし、細胞内発現は増殖遅延をもたらした。
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