Project/Area Number |
06281109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
村松 喬 名古屋大学, 医学部, 教授 (00030891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 博 京都産業大学, 工学部, 教授 (90113141)
瀧 孝雄 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (10046295)
川嵜 敏祐 京都大学, 薬学部, 教授 (50025706)
神奈木 玲児 愛知がんセンター, 研究所, 第二病理部長 (80161389)
入村 達郎 東京大学, 薬学部, 教授 (80092146)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥18,900,000 (Direct Cost: ¥18,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥18,900,000 (Direct Cost: ¥18,900,000)
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Keywords | 糖タンパク質 / 糖脂質 / がん転移 / セレクチン / ムチン / フコシル抗原 / シアリルルウィスX |
Research Abstract |
バリアント型シアリルLe^Xを癌細胞に発現する成人T細胞性白血病患者に於ては陰性の癌細胞を持つ患者に於てよりも、皮膚への浸潤が起こっている割合が多いことが発見された。ヒト膀胱移行上皮がんの転移関連糖鎖抗原を担うムチン様糖タンパク質をcDNAクローニングによって同定した。また、癌患者の腹水からE-セレクチンとのリガンドになるシアリルLe^a抗原を持つ糖タンパク質を単離し、MUC2エピトープを持つムチン型糖タンパク質であることを明かにした。血清レクチンであるマンナン結合タンパク質が高マンノース型糖鎖を発現した細胞に対して補体依存的な細胞傷害活性を持つことを示した。この反応ががん細胞に対しての対抗機構の一つとなる可能性を示した。GD3合成酵素遺伝子のcDNAを単離した。また、糖脂質硫酸転移酵素を単離した。単離したN-アセチルグルコサミン転移酵素V cDNAを用いて、同酵素がB16メラノーマ細胞に於て、TGF-βにより発現誘導されることを見出した。この活性化が遺伝子転写レベルによるものかどうかをRun off assayで検討したところ、mRNAレベルの増加は転写レベルの上昇によるものでは無く、mRNAの安定性の増加によるのということが判明した。またGM2合成酵素cDNAの導入により、B16細胞では、GM2が細胞外基質への接着を促進することが判った。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)