Project/Area Number |
06281114
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
木南 英紀 順天堂大学, 医学部, 教授 (10035496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 道雄 熊本大学, 医学部, 教授 (30028691)
木戸 博 徳島大学, 酵素科学研究センター, 教授 (50144978)
岸本 健雄 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00124222)
川島 誠一 東京都臨床研, 遺伝情報研究部門, 部長 (60008571)
鈴木 紘一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (80011948)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥13,000,000 (Direct Cost: ¥13,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥13,000,000 (Direct Cost: ¥13,000,000)
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Keywords | 細胞増殖 / プロテアーゼ / 癌 / インヒビター / 細胞周期 / 転移 / サイクリン / カテプシン |
Research Abstract |
1)細胞増殖におけるプロテアーゼ機能の解析:ras遺伝子によるカテプシンLの生合成・分泌の特異的増加とカテプシンLの前駆体の増殖促進作用の機構が解析された。TRH刺激によるプロラクチン分泌の制御に関与するnPKCεのdown regulationにカルパインが関与すること、さらに神経細胞の分化がHSP90によるプロテアソームの阻害によっておこることが明らかになった。また、B型肝炎ウイルスX蛋白のインヒビタードメインの欠失は標的酵素に対する阻害活性およびトランス活性を消失させた。2)細胞周期の制御におけるタンパク質分解の役割とその機構の解析:サイクリンBの第一減数分裂終了時に限っておこる緩やかな分解にMosの関与が示唆され、卵成熟および受精時におけるMosの分解は受精時のみに生物学的意義を持つこと、またサイクリン、Mosの分解に関与する26S型プロテアソーム分子複合体の調節サブユニット群の幾つかは細胞周期や転写因子のホモローグであった。3)細胞外マトリックスの破壊・血管新生におけるプロテアーゼ系の役割の解析:IFN-およびTINP-2によるゼラチナーゼの産性・活性の抑制が癌の浸潤・転移に有効であること、基底膜浸潤の促進にはゼラチナーゼBの活性化システムおよびODC、ゼラチナーゼAが関与すること、エストロゲン依存性t-PA産性能をもつ膵癌細胞には内分泌療法が有効であることなどが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)