Project/Area Number |
06281228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
坂倉 照よ 三重大学, 医学部, 教授 (80073120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 知男 理化学研究所, 基礎特別研究員 (00260224)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | テネイシン / 変異マウス / 乳腺発育 / 乳癌 |
Research Abstract |
テネイシンはマウス乳腺では発生初期、思春期の増殖初期及び癌における間質にのみ発現する、この特徴は乳腺発生、発育、発癌におけるテネイシンの重要性を示唆している。テネイシン欠損マウス乳腺が分枝異常と発育不全を示すという雑種マウスでの予備的な結果を得ているので、本研究では代表的乳癌好発系GR及びC3Hに欠損テネイシン座を導入したコンジェニック近交系マウスを用い、乳腺発生、発癌の基礎的研究を行い、テネイシンの機能を解明すると共に発癌及び癌転移抑制への利用を検討する。本年度は、乳癌好発GR系のテネイシン欠損変異近交系8代目で理研つくばセンター実験動物室で繁殖した野性型、ヘテロ及びホモマウスを生後11週より8カ月経産マウスまでいろいろな年令で各20匹、9匹、47匹を用いた。その結果、ホモマウス乳腺は野性型に比べ乳腺発育が悪い傾向を示した。しかし、妊娠期ではホルモンに反応し、野性型同様の増殖、分化をし、また成熟経産マウスでは前癌病変の発生も同様に認められた。
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