Project/Area Number |
06281246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
尾崎 庄一郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (80145060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 修興 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80215194)
渡辺 裕 愛媛大学, 工学部, 助教授 (40114722)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | イノシトールポリリン酸 / ホスファチジルイノシトール / 細胞増殖 / 細胞増殖抑制 / イノシトール / PInsP(3、4)_2 / PIP(3、4、5)_3 |
Research Abstract |
1.イノシトールポリリン酸の合成 シクロヘキシリデン-ミオ-イノシトール(DL-1)に酵素の存在下において無水酢酸を作用させ、D-3-アセチル-1、2-シクロヘキシリデン-ミオ-イノシトール(D-2)とL-2、3-シクリヘキシリデン-ミオ-イノシトール(L-1)を得た。D-2からD-ミオ-イノシトール-1、2、4、5、6-五リン酸とL-ミオ-イノシトール-1、4、5、6-四リン酸またL-1からD-ミオ-イノシトール-1、4、5-三リン酸とD-ミオ-イノシトール-1、4、6-三リン酸を短工程で合成することができた。 2.細胞膜を通過できるイノシトールポリリン酸の合成 InPxは、電荷を帯びているので細胞膜を透過できない。このことよりフリーのリン酸基を新油性基でエステル化する必要がある。アセトキシメチル基を導入しようと試みたが成功しなかった。水酸基に大きなアセチル基を導入し、分子全体を親汕性にした化合物を合成した。その機能については調べていただく予定である。 3.ホスファチジルイノシトールポリリン酸の合成 光学活性なホスファチジルイノシトール-3、4、5-三リン酸、不飽和脂肪型の同化合物の合成を行っている。 4.イノシトールの一種であるクェブラキトールを不斉源とする不斉合成の研究を行っている。クェブラキトールの水酸基とα-ケトエステルをつくり、これに各種求核試剤を作用させて不斉合成が高いeeで得られることを見い出した。
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