加速器産生放射性核種を用いたがんの断層画像診断:生理・生化学診断の展開
Project/Area Number |
06282110
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
横山 陽 京都大学, 薬学部, 教授 (90025685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井戸 達雄 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (80134063)
増田 康治 九州大学, 医学部, 教授 (10037377)
佐々木 康人 東京大学, 医学部, 教授 (80081694)
福田 寛 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (30125645)
小西 淳二 京都大学, 医学部, 教授 (70026970)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥16,700,000 (Direct Cost: ¥16,700,000)
Fiscal Year 1994: ¥16,700,000 (Direct Cost: ¥16,700,000)
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Keywords | 癌の悪性度 / 癌の治療効果 / 癌のPET画像診断 / 癌のSPECT画像診断 / ^<11>C-メチオニン / ^<18>F-FDG / ^<99m>Tc(V)DMS / ^<18>F-1,2,ジアシルグリセロール |
Research Abstract |
医学、薬学、工学3分野の研究グループによる臨床研究、新規放射性の開発研究、および診断測定の工学研究が相互に密接な関係をもって行われ、以下の成果が修められた。 臨床研究においては従来通り^<11>C-メチオニンおよび^<18>F-フルオロデオキシグルコース(^<18>F-FDG)が放射性薬剤の中心になり、癌の悪性度評価および治療効果判定を主要課題とする乳癌、肺癌、縦隔癌、直腸癌等の各種癌のPET診断研究が行われた。本年度は特に自動合成装置における合成法の改良、技術的進歩に伴う高品質放射性薬剤の定常的使用システムの強化とさらにPET診断測定器の機能向上が図られるところとなり、数多くの研究症例数を対象とする高精度のPET画像化と癌集積動態の定量化に関する詳細な検討がなされ、形態的変化以前の生理、生化学的変化を検出し得るPET核医学診断の特質が発揮された。 新規放射性薬剤開発研究して、^<11>C-メチオニンに対応する^<123>I標識アミノ酸に加えて、グルコース代謝を指標とする^<18>F-FDG PET診断の広範化をめざした^<123>I標識グルコースを母体構造とするSPECT診断薬剤の開発研究ならびにグルコース代謝診断機能をもつ^<99m>Tc(V)DMSに関する基礎的研究が行われ、その可能性が示された。同時にがん細胞の増殖シグナルの情報伝達機能診断薬剤としての^<18>F-1,2,ジアシルグリセロール、^<18>F-コリン、癌のホルモン受容体機能診断薬剤としての^<18>F-エストロゲン等の新規機能性PET用診断薬剤の合成基礎研究および臨床評価等が総合的に行われ、それぞれ新しい角度からの新規放射性薬剤開発研究の成果が得られた。 工学分野の研究として3次元画像データ収集可能なECAT EXACT47新開発測定器の臨床使用における基礎的資料としての物理的特性が詳しく検討され、PET画像の精度向上につながる成果が導かれた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)