B型肝炎肝発癌マウスモデルを用いたアンチセンスオリゴヌクレオチドによる遺伝子治療
Project/Area Number |
06282214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小池 和彦 東京大学, 医学部(病), 助手 (80240703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森屋 恭爾 東京大学, 医学部(病), 医員
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1994: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | B型肝炎ウイルス / トランスジェニックマウス / エンベロープ蛋白 / HBx遺伝子 / アンチセンスDNA |
Research Abstract |
ヒトB型肝炎ウイルス(HBV)感染における肝発癌阻止を目標として、HBVの発癌モデルであるX遺伝子トランスジェニックマウスにアンチセンスDNAを投与し、その肝発癌責任遺伝子であるHBV-X遺伝子(HBx)発現の抑制を試みた。HBxに対する2種類のアンチセンスおよびセンス・フォスフォロチオエイト・オリゴヌクレオチド(AS1,AS2,S1,S2)を作製し、以下の実験を行った。 1.20週齢のトランスジェニックマウスに1mgずつ週3回腹腔内投与したところ、AS1,S1投与マウスでは門脈周囲に炎症細胞の浸潤が認められた。AS2,S2投与マウスでは同様の現象は認められなかった。すなわち、同量の投与でも、塩基配列(組成)によっては肝障害を認めることがある。 2.1週齢のトランスジェニックマウスに、量を調節しながらAS2,S2を投与したが、成長障害を起こしマウスは数週で死亡した。2週齢からの投与においては、成長障害は認められず、対照トランスジェニックマウスと同様に成長した。 3.16週齢のトランスジェニックマウスへの1mgのAS2の7日間連続投与で、トランスジェニックマウス肝に発現しているHBxのmRNAは、極めて低レベルにまで低下した。また、この際マウスアルブミン遺伝子の発現には変化は見られなかった。また、S2(センス)投与マウスにおいても軽度のHBx発現低下が見られたが、これはいわゆるトリプルDNA形成のためと思われた。 4.1mg週3回の投与によってもトランスジェニックマウス肝におけるHBx蛋白の発現レベルは極めて低いレベルとなったため、この投与法を採用して長期投与を行うこととした。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)