DNAトポイソメラーゼII標的抗がん剤MST-16関連化合物の作用機序とその耐性機構の解明
Project/Area Number |
06282270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
石田 良司 愛知県がんセンター, 研究所・生化学部, 主任研究員 (50150214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 俊夫 愛知県がんセンター, 研究所・生化学部, 部長 (20012693)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | DNAトポイソメラーゼ / 比切断型トポII阻害剤 / ICRF-193 / 細胞内ターゲット / 薬剤耐性 |
Research Abstract |
我々はMST-16及びその関連化合物(ICRF-193およびICRF-159)がDNAトポイソメラーゼII(トポII)を阻害し、エトポシド,m-AMSA等とは異なりDNA cleavable complexの形成を促進しないことを明らかにしているが、さらに詳細に解析しICRF-193はトポIIのDNA鎖切断、再結合は阻害せずATPase活性を阻害することが分かった。またDNAとトポIIとICRFで高塩でも解離しない安定な複合体が形成され、この際トポIIのSV8プロテアーゼによる切断部位が変わることが分かった。以上の結果よりICRF-193はトポIIのターンオーバーを阻害することが明かとなった。またcell free系でのSV40のDNA複製に対する作用からICRF-193はトポIIの特異的阻害剤であることを明かにしているが、今回ICRF-193はCV-1細胞におけるSV40のDNA複製を阻害してcatenated dimerを蓄積させる事が分かり、ICRFは細胞内のトポII活性を阻害することが証明できた。この結果より細胞DNAの複製の最終段階およびM期での染色体の分離および凝縮の際トポIIがcatenated dimerの解消に関与していることが強く示唆された。ICRF耐性トポIIを分離する目的で酵母、SAR52株(トポI欠損および組換え修復欠損)にトポIIの発現プラスミドを導入し、ICRF存在下で増殖できる細胞を分離したが、ICRF-193に耐性のトポIIを有する細胞の分離に成功していない。またKB細胞をMNNGで処理後10μMのICRF-193存在下で細胞を培養し、耐性株を分離した。ICRF耐性細胞はそれぞれ親株に比しICRF-193に3〜5倍耐性であった。現在さらに高度耐性株の分離を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)