Project/Area Number |
06352011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小川 利紘 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70011616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 浩 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (00115594)
岩坂 泰信 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (20022709)
秋元 肇 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50101043)
岩上 直幹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (30143374)
近藤 豊 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (20110752)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | IGAC / 大気化学 / IGBP / 対流圏光化学 / 対流圏オゾン / 温室効果気体 / 対流圏エァロソル / 対流圏長距離輸送 |
Research Abstract |
IGBP(地球圏-生物圏国際協同研究計画)のコア・プロジェクトであるIGAC(地球大気化学国際協同研究)に関わる日本国内における研究を企画・推進し、国際対応をはかるため、以下のような活動を行った。まず、(1)定期的に研究打合せ会を開き、研究者組織の確立をはかり、研究連絡・情報交換を行うとともに、第II期におけるIGAC研究の推進について検討した。また、将来の合同観測実施に向けて、野外実験の候補を捜すため、各地で調査を行った。次に、(2)第2回IGAC国際科学会議および第8回CACGP国際シンポジウムを1994年9月に富士吉田で開催した。このため国内組織委員会を開き、会議の準備およびまとめを行った。会議の準備には、プログラム作成、参加登録、宿泊受付、会期中のロジスティックスなど、会議の事務局の役割を果たした。また、会議発表論文のアブストラクト集を編集・刊行した。同上会議の参加者は260名で、わが国の参加者は81名であった。会議のメインテーマは(1)温室効果気体の発生と分布、(2)対流圏オゾンと光化学、(3)窒素と硫黄のサイクル、(4)エァロソルとその気候への役割、であり、口頭・ポスター併せて275篇の論文が発表された。わが国の発表論文集は58篇で、わが国のIGACに関係する活動成果を外国研究者に紹介し、彼らとの交流・討論の場を身近に持てたことは、大きな収穫であった。CACGPないしIGACの国際シンポジウムは地球大気化学全般をカバーし、世界の第一線級の研究者が集う国際科学会議として唯一のものであり、この会議をアジア地区で初めて開催し意義は大きい。特に、今後アジアの研究者の組織化に向けて動き出す端緒となった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)