Project/Area Number |
06352034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
素粒子・核・宇宙線
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
木舟 正 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40011621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 正樹 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (80210136)
柳田 昭平 茨城大学, 理学部, 助教授 (40013429)
村木 綏 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (70013430)
谷森 達 東京工業大学, 理学部, 助教授 (10179856)
高原 文郎 東京都立大学, 理学部, 教授 (20154891)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Keywords | 超高エネルギーガンマ線 / 超高エネルギー宇宙線 / 宇宙線の起源 / 宇宙線の加速機構 / 宇宙線の伝播 / 解像型チェレンコフ望遠鏡 |
Research Abstract |
平成7年度からの重点領域研究のより具体的な立案と調査、計画研究打合せ等を行った。 重点領域"超高エネルギー天体物理"は天体からの超高エネルギーガンマ線およびこのガンマ線の発生源である宇宙線を地上からの望遠鏡で観測することを中心課題にすえている。宇宙線による宇宙の超高エネルギー現象の研究は多年の歴史をもっているが、ガンマ線による直接的な知見を得てこの分野の爆発的な発展が進行しつつある。同時にX線天文学や電波天文学など他の波長領域との関係の密接化など物理目的に依存した物理内容の多様性がある。また計画している装置には開発の要素が含まれている。 研究会を平成7年1月26、27日に行ない、計画の具体案を提出し期待される物理的成果を検討した。X線衛星や光学的望遠鏡による観測、ガンマ線バーストの現状など、広く周辺関連分野からの参加をえて、この重点領域と各波長域での天体観測との関連、領域の将来の発展方向などを検討した。また、宇宙線の観測結果や解釈、将来の諸計画についての講演を多数もつことにより、今後の宇宙線研究と本領域の関係についても全般的な検討を加えた。講演内容は速報性を重視して発表に使用した0HP紙を複写採録した研究会収録にまとめられている。 重点領域の中核となるふたつの計画研究、大口径のガンマ線望遠鏡(計画研究B)、および中口径望遠鏡群の建設(計画研究A)は現在実施している二つの観測、オーストラリアにおける超高エネルギーガンマ線の観測と宇宙線研究所明野観測所における極高エネルギー宇宙線の観測にそれぞれ密着に関連している。これらの観測はガンマ線信号の検出、10^<20>cVの宇宙線の検出などをそれぞれ順調に成果をあげつつある。二つの計画においてそれぞれ打ち合わせを開催した。現行の観測をさらに発展すべく建設される装置の具体案がほぼまとまりつつある。
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