Project/Area Number |
06353015
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biophysics
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
垣谷 俊昭 名古屋大学, 理学部, 教授 (90027350)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 詮 広島大学, 理学部, 教授 (70076991)
坂田 祥光 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60029874)
伊藤 繁 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (40108634)
三木 邦夫 京都大学, 理学部, 教授 (10116105)
豊島 喜則 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60013166)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
|
Keywords | 電子移動 / 第3ステージ / 電子因子 / 核因子 / 多成分電子移動系 / 生体電子移動系 / 界面 / 分子設計 |
Research Abstract |
電子移動は非常に高いポテンシャリィティを有している。生物は30億年の進化の過程においてこれを見事に利用し、高効率な電子移動ナノデバイスを構築してきた。しかし、人類はこの高いポテンシャリィティを十分に活用できないでいる。本総合研究(B)ではこれまでの電子移動研究を総括すると共に将来の電子移動研究を展望し、重点領域として次の課題を設定することにした。電子移動を自由自在にコントロールし、十分に活用する第3ステージの電子移動研究を世界に先駆けて行う。すなわち、電子トンネル過程における電子因子、核因子、媒体のダイナミクスの各要素の制御及び電子移動素反応の組織化を通じて、電子移動経路と速度を意のままに調節し、電子移動を駆動力とする分子機械、仕事をする作用分子系を創製する。この目的のため、多成分電子移動系の開発、新しい生体電子移動系の創製、界面のミクロ分子場構築及び新電子移動現象の探索を行う。理論及びコンピュータを駆使した解析を通じて、電子移動現象の深い理解に迫り、分子設計のための理論的指針を与える。このような調査・企画にもとづいて、重点領域「第3ステージの電子移動-創造と探索-」を申請することにした。経費は1回の全体会議(35名出席)と1回のミニシンポジウム(10名出席)と6回の代表者会議(5〜7名出席)を開いた旅費にあてた。また企画調査書にも使用した。全体会議・シンボジウムには若年も参加し、将来の展望をもつのに役立てた。
|