Project/Area Number |
06354005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General physiology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
曽我部 正博 名古屋大学, 医学部, 教授 (10093428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 一彦 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (30124366)
河原 克雅 千葉大学, 医学部, 助教授 (70134525)
安藤 譲二 東京大学, 医学部, 助教授 (20159528)
岡田 泰信 生理学研究所, 教授 (10025661)
野間 昭典 京都大学, 医学部, 教授 (00132738)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | メカノトランスダクション / 機械感覚器 / 細胞容積調節 / ナノマニピュレーション / バイオメカニクス / 分子機構 |
Research Abstract |
本研究計画の最終目標は,表題にある新分野に焦点を絞り,生理学者を中心とした比較的小規模な重点領域研究班を発足させることにあるが、本年度はその準備作業として研究班発足に必要な要件、具体像、期待される研究成果などを調査検討することが目的である。そのために代表者を中心に、人材の探索調査、各方面の識者との討論、他の研究班との合同班会議などを行い、以下のような結論を得た。 (1)研究対象:聴器、触覚器などの機械感覚器における受容機構、心筋、血管内皮などの循環器系細胞における機械受容応答機構、上皮細胞における細胞容積調節機構の3分野が内容、研究者人口において主要な研究対象となりうることが確認された。 (2)研究手段:班会議における議論を通じてイメージング、ナノマニピュレーションなどの新技術が、微小な細胞変形の測定や微小な機械刺激の生成に極めて有効であることが確認された。 (3)分子実体の解明:新研究班の発足にとって機械受容体の分子実体の足がかりを得ることが最重要課題であることが確認され、早速本研究班の分子遺伝学者と生理学者の間で予備的共同研究のプロジェクトが開始された。 (4)人材探索:関連する諸分野(バイオメカニクス、循環器学、整形外科、生化学など)で機械受容機構に対する関心が高まっていることがわかった。今後、シンポジウム、オ-ガナイズドセッションを通じて広く人材の探索と確保に努力することが確認された。 全体として、わが国にはメカノトランスダクションの分子機構を先導できるグループを形成する力は十分に存在し、グループの形成によって研究の質と速度が格段に促進されうることが判明した。今後上記(3),(4)の課題を進展させる中で、具体的な班構成と研究計画を練り、重点領域の早期実現を目指すことが確認された。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)