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外国人留学生の来日前の基礎科学教育の実態調査に基づく留学生教育の改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06451138
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Science education
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

米山 道男  北海道大学, 留学生センター, 教授 (90006312)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 箕浦 名知男  北海道大学, 理学部, 助手 (40002167)
片倉 晴雄  北海道大学, 理学部, 助教授 (40113542)
須田 勝彦  北海道大学, 教育学部, 教授 (60091469)
高村 泰雄  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (70000635)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥7,500,000 (Direct Cost: ¥7,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥7,500,000 (Direct Cost: ¥7,500,000)
Keywordsアジア / 留学生 / 科学教育 / 高等学校 / 数学 / 理科 / 教科書 / 比較研究
Research Abstract

【目的】各国の基礎科学教育での事項のとりあげかたの粗密を知ることにより留学生に対する我が国の科学教育をきめ細かやかなものにすることと、各国の基礎科学教育の優れている点を知ることにより我が国を含む各国の基礎科学教育の改善に資すること。【方法】我が国への留学生が多いアジア諸国と我が国の高等学校レベルの数学と理科の教科書について調査した。各国の教科書は国内では殆ど収集されていないので現地から取り寄せ、留学生の協力を得てそれらの教科書を解読し、我が国の教科書と比較検討した。【結果】〔国別〕授業時間数および教科書の分量は我が国と比べて、韓国は同程度、中国は1.5〜2倍程度、インドネシア・タイ・マレーシアは2〜3倍程度である。特にこれら東南アジア諸国の教科書は例も豊富で丁寧に記述されており学習者の主体的活動を重視した構成である。〔数学〕中国では線形近似として微分の概念の提示、数値計算の重視、行列式の導入などに工夫が見られる。〔物理学〕各国ともほぼ同様な内容である。インドネシアではニュートンの3法則の内的関連を説明するなど意欲的である。〔化学〕中国では酸性雨など環境問題に触れている。高分子化合物の記述はない。インドネシアでは化学史にも言及し質量ともに充実している。〔生物学〕インドネシアでは我が国のものと比べ、内容は分類が詳しいほかは似ているが、分量は2倍ある。〔地学〕いずれの国も程度が高い。特にインドネシアやマレーシアでは、広い範囲をカバーし興味ある主題に力点を置きレイアウトも魅力的である。中国も内容は優れているが副数材に思考力より記憶力を試す問題が多い。〔総括〕各国とも優れた教材を用いており我が国が学ぶべき点は多い。今後の課題は、この教科書調査をさらに細部にまで亙って実施することと、これらの教材を用いて実際にどのような教育がなされているかを現地に赴いて調査することである。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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