Project/Area Number |
06452415
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Natural disaster science
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
赤松 純平 京都大学, 理学研究科, 助教授 (10027279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 佳重郎 京都大学, 防災研究所, 助手 (20135510)
尾上 謙介 京都大学, 防災研究所, 助手 (10027261)
駒澤 正夫 京都大学, 工業技術院地質調査所, 主任研究員
西村 敬一 京都大学, 理学研究科, 講師 (60025468)
駒沢 正夫 工業技術院地質調査所, 主任研究員
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Project Period (FY) |
1994 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 都市基盤構造 / 震災の帯 / 盆地境界逆断層 / 都市域伏在断層 / 脈動H / Vスペクトル比 / f-kスペクトル解析 / ブ-ゲ-重力異常 / 上方接続法 / 脈動観測 / 地盤震動特性 / 堆積地盤 / 表層地質 / 埋没断層 |
Research Abstract |
1995年兵庫県南部地震による神戸〜阪神間の「震災の帯」は、東部の西宮市付近で走向が転んじたり、パッチ状に分かれたりする。都市地盤のマイクロゾーニングの観点からこの原因を究明するために、脈動観測と重力細密測定を実施して、六甲山系東部の甲陽断層周辺の基盤構造を求めた。脈動データは周波数-波数スペクトル解析、水平動・上下動スペクトル比により地震波速度構造を、また重力データは上法接続法によりフィルター処理したブ-ゲ-異常分布により密度構造を議論した。得られた研究の成果は次のとおりである。 1.ブ-ゲ-重力異常の急変域は六甲断層系に沿って西南西-東南東方向に伸びているが、西宮市で北東から北方向に転じ、さらに有馬-高槻構造線に至る地域で西に回り込む。基盤岩は甲陽断層に伴い2段の逆断層として約800m沈降しており、落差200mの芦屋断層を併合して西に走向を転じながら神戸市域に伸びて大阪盆地の境界を形成していることが明らかになった。また甲陽断層は南西方向延長に分岐して市街地下に伸びていることも示唆された。 2.「震災の帯」の成因は、六甲断層系に沿って断層破壊が南西から北東方向に伝播して生じた強震動が、上記の盆地境界の基盤構造による地盤震動特性の影響で局所に増幅されたためである。西宮市周辺で被害分布が複雑になった要因として、甲陽断層や芦屋断層に関係する堆積地盤下の複雑な基盤構造の影響があげられる。 3.脈動は地層のインピーダンスの分布を、また重力は密度分布を反映する。これらの異なる物性によって確度の高い構造の議論が可能になった。
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