超電導量子干渉磁束計を用いた火山灰の肺内蓄積量の測定及び生体への影響
Project/Area Number |
06452417
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Natural disaster science
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
大串 哲彌 鹿児島大学, 工学部, 教授 (10041568)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 岩造 鹿児島大学, 教養部, 教授 (60041761)
湯ノ口 万友 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (10094187)
肥後 悟 鹿児島大学, 工学部, 助手 (50041538)
杉村 和久 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80127240)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Keywords | 自然災害 / 火山災害 / 公害測定 / 災害新技術 |
Research Abstract |
1)活火山からの降灰がどのような影響を人体に及ぼすかをSOUID(Superconductive Ouantum Interference devic)を用いて調査するのが、本研究の目的である。 2)測定システムにはRF-SQUID(BTI社製)装置を使用した。被験者は、木製ベットに仰向けになり、木製架台で支えられたデユア-の先端を測定部位に密着させて、生体内から発生する磁界を測定した。肺の残留磁界の様にその変化が直流である場合には、市電や車などの都市雑音がますます増大している現状では、シールドルームを持たない当研究室での測定は困難の度が高い。 3)2)の理由により測定は深夜P.M.11.00〜A.M.5.00時の間に行われた。環境磁界の時間変化を測定した結果、昼間の時期雑音が極めて大きいのに比べると真夜中の磁気ノイズは極めて少ない事が明らかとなった。マウスに火山灰を吸わせ肺内磁気の分布及び時間変化を測定するまでには到らなかつた。 4)代わりに火山灰を極微量測定し深夜においてはその分布を測定できる事を確かめた。SQUIDによる信号測定感度は0.5x10-12Tであつた。このSOUIDで被験者にアルコールを飲ませたり、煙草を吸わすことにより皮膚磁界の変化を明瞭に観測できた。以上の予備実験により、液体ヘリウムSQUIDを用いれば1)の目的は達成できることが明らかとなつた。 5)液体窒素温度SQUIDコントローラを島津製作所との共同により完成さした。センサー素子は世界で初めて、YBCO/CuO/YBCO TRILAYER-JUNCTIONが大変有望である事を見い出し、2つの論文として投稿した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)