エストロゲン応答性転写因子efpとステロイド作用の階層性
Project/Area Number |
06454181
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
村松 正實 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10035454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 聡 東京大学, 医学部, 助手 (40251251)
奥田 晶彦 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60201993)
禾 泰壽 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (60101937)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
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Keywords | efp / エストロゲン受容体 / 転写因子 / In situ hybridization / 視床下部 / トランスジェニックラット / ジーンターゲッティング / Genomic binding site cloning |
Research Abstract |
次の3つの方向に研究を行った。 1.Efpの動物臓器内局在の決定。 このために、ヒトefpをプローブとしてマウスefpcDNAをクローン化し、それを用いてIn situハイブリダイゼーションによるマウス臓器内の局在を検討した。その結果、efpは子宮(特に内膜)、卵巣(特に顆粒層細胞)、乳腺および脳の一部(特に視床下部)に発現していることがわかった。この局在はエストロゲン受容体とほぼ一致していた。しかも脳と子宮における発現はエストロゲンにより促進されることも判明した。更に又、efpは胎児の脳でも盛んに発現していることが見出された(徳島大・野地澄晴教授との共同研究)。 2.Efp遺伝子のトランスジェニックマウスおよびジーンターゲッティングを用いた機能解析。Efp遺伝子をβアクチンプロモーターに繋いで強制発現させる系が進行中であり、既にトランスジェニックマウスとラットの作出を試みつつある(熊本大・山村研一博士との共同研究)。又、遺伝子のノックアウト実験も行っており、既にノックアウトしたES細胞は出来、現在キメラ動物を作出中である(癌研・野田哲生博士との共同研究)。 Efp以外のエストロゲン受容体依存性遺伝子の探索。 Genomic binding site cloning法を用いて、ERE(エストロゲン応答配列)を持つDNA断片を更に数個クローン化した。そのうちの少なくとも2つは転写物が同定されたので、その性質を追求している。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)