Project/Area Number |
06454196
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
|
Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
大島 章 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00025644)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村垣 泰光 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40190904)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
|
Keywords | 細胞外マトリックス / XV型コラーゲン / XVIII型コラーゲン / 免疫組織化学 / in situハイブリダイゼーション / CDNAクローニング / 合成ペプチド / 抗体 |
Research Abstract |
ヒトXV型、XVIII型コラーゲンα鎖(α1(XV)、α1(XVIII))をプローブとしてラットCDNAライブラリーよりスクリーニングを行い、ラットコラーゲンα(XV)、α1(XVIII)鎖のクローニングを行った。確定した塩基配列より推定出来たアミノ酸配列の中で親水性でしかも特異性の高い部分を決定しペプチドシンセサイザで合成ペプチドを作製した。ヘモシアニンとのコンジュゲートに完全型フロインドアジュバンドを混合し家鬼に免疫中である。ELISAによる判定で抗体価が上昇しているのを確認した。一方、得られたcDNAS′端断片プローブをテンプレートにしてジゴキシゲニン標識のCRNAを作製し、ノーザンブロット、in situハイブリダイゼーションを行った。ノーザンブロットの結果はXV型コラーゲンは肺に、XVIII型コラーゲンは肝で強く発現していた。in situハイブリダゼーションではXV型コラーゲンは各組織の間葉糸細胞(主として線維芽細胞)に、XVIII型コラーゲンは肝実質細胞に腸性所見がみとめられた。他のコラーゲン分子種(I、II、III、IV、V、VI,VIII型)のCDNAプローブも調製し、mRNAの発現、細胞内発現をノーザンブロット、in situハイブリダイゼーションを用いXV型、XVIII型コラーゲンと比較検討中である。更に、培養線維芽細胞を用い、α1(XV)コラーゲンの鎖をプローブとして、サイトカイン(TGF-B_1、PDGF、IL-1)の添加によるmRNA発現の変動をノーザンブロットにより検索した。XVIII型コラーゲンに関してはラット胎児肝細胞を培養し、α1(XVIII)mRNAの発現のあることを確認した。実験的肝障害モデル(ccl_4投与)を用いて肝におけるXVIII型コラーゲンの発現を経時的に観察している。
|