血清脂質を規定する遺伝的要因とライフ・スタイルの交互作用に関する分子疫学的研究
Project/Area Number |
06454226
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
田中 平三 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70047215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 百子 国立健康, 栄養研究所, 部長 (00118655)
中山 健夫 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (70217933)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
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Keywords | LDL-コレステロール / アポ蛋白 B / ライフ・スタイル / 制限酵素断片長多型(RFLP) |
Research Abstract |
兵庫県宍粟群H-Y地区の20-80歳代の集検受診者のうちから、インフォームド・コンセントの得られた男女672人を対象に血清LDLコレステロールレベルの個人間変動に及ぼすライフ・スタイル因子及び遺伝的因子の影響を定量的に検討した。まず、研究の第一段階として、672人の中から175人をランダムに抽出し、これらの対象から全員静脈採血をした。血清LDLコレステロールを測定した。さらに、白血球を精製して、DNAを取り出し、PCR法にてアポ蛋白B遺伝子のXba1及びEcoR1の2つの制限酵素断片長多型(RFLP)を測定した。ライフ・スタイルについては、栄養摂取量(24時間思い出し法)、過去一年間における喫煙、飲酒、労働・身体活動レベルの調査を行った。ライフ・スタイルと遺伝的因子は血清LDLコレステロールレベルの個人間変動をどの程度説明できるのかを重回帰モデルで解析した。 血清LDLコレステロールの個人間変動には男女とも遺伝的因子よりもライフ・スタイルの寄与が大きかった。ライフ・スタイル因子の総寄与率は男9.4%、女5.7%で、遺伝的因子の寄与率は、男1.3%、女1.6%にすぎず、統計学的に有意とはならなかった。ライフ・スタイルに関する4因子のうちでは、食事性因子の寄与率が最も大きく、男4.5%、女4.4%で、性差はほとんど認められなかった。喫煙習慣(男のみ)も2.3%の寄与率を示した。飲酒の寄与率は、男1.5%、女1.2%であったが、有意にはならなかった。現時点で、本集団において、血清LDLコレステロールレベルのコントロールを行う場合には、遺伝子多型を分析するよりも個人のライフ・スタイルをできるだけ正確に把握するのが望ましいと言えよう。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)