Project/Area Number |
06454650
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 1994: ¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
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Keywords | TATAボックス結合因子 / TEIID / TBP / 転写調節 / 転写活性化 / クロマチン転写 / 転写調節因子 / 相互作用 |
Research Abstract |
1.TFIIDサブユニット4種の単離とTFIIDサブユニット間の相互作用の解析 更に、ショウジョウバエ細胞より低分子量サブユニット4種のものについてcDNA単離をした。これらのうち3種のものについては、ヒストンH3、H4に相同性領域を持つものであり、クロマチン転写との関連性が示唆された。これらのものについては、ヒト細胞からもすでにcDNA単離を済ませており、この相同性はヒト細胞でも見られている。(未発表)。今までに得られているショウジョウバエ細胞からのTFIIDサブユニット間の分子間相互作用の研究を行い、サブユニット間の相互作用の関係を明らかにしてきた。これらは、調節因子郡の持つ性質をどのように受け入れて転写活性化が行われているという基礎情報になる。 2.TBPサブユニットの変異を利用しての転写調節因子による転写活性化に関与する領域決定と作用機構の解析 転写調節因子の代表的因子のひとつであるVP16をモデル系に用いて、転写活性化に関与するTBPの分子表面を決定した。様々な変異TBPを用いて解析した結果、3つの変異TBPが基本転写には影響を与えないが、VP16による転写活性化に影響を与えることを示した。これらの位置は、TBPの三次構造内において空間的に異なるため、ひとつの転写因子がそれら3つの位置に配置されて相互作用するとは考えにくく、3つ以上の因子が転写活性化に関わる、すなわち3つ以上の転写因子-TBP相互作用が転写活性化に必要であることが示された。
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