Project/Area Number |
06555140
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geotechnical engineering
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
柴田 徹 京都大学, 工学部, 教授 (20027212)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三村 衛 防災研究所, 助教授 (00166109)
道廣 一利 摂南大学, 工学部, 助教授 (50100566)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
|
Keywords | アコースティック・エミッション / 貫入試験 / 液状化 / 粒度組成 / 土の分類 |
Research Abstract |
本申請研究は、CPT(電気式コーン貫入試験)本体のロッド部分の表面にAEセンサーを取り付けることにより、従来のCPTでは不可能な地盤の粒度組成の推定や、ゆるい地盤における地震時の液状化ポテンシャルの予測に適用しようと試みたものである。以下に試験の概略および得られた結果を報告する。 実験は土槽内に、珪砂4号と珪砂8号よりなる単層および互層の模型地盤(数種類の含水比)を作成し、コーン貫入試験を行った。得られた結果をまとめると次の通りである。(1)単層の場合、同一含水比の試料では、深度が大きいほど拘束圧が大きくAE発生レートも単調的に増加する。(2)粒径が大きいほどAE発生数も多くなる。(3)同一深度では、含水比が高くなればAE発生数は減少する。(4)拘束圧と粒径(今回の実験では2種類)とでは、AE発生に影響を与える度合いは粒径の法が大である。(5)含水比が10%程度では乾燥状態の試料とAE発生傾向に差異はないが、20%以上の含水比になるとAE発生数は急激に減少し、珪砂4号、珪砂8号のいずれの試料でも完全水侵状態では、乾燥状態の約70%前後の減となった。(6)今回使用した2種の試料では、層厚が5cm以上あれば試料の種類を明確に判定し得る。 以上のような結果が得られたが、今後粘性土を含めた種々の試料を用い、定性的かつ定量的な考察を行うことによりAE内臓コーンの実用化に向けたいと考えている。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)