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個人別態度構造に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06610106
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

内藤 哲雄  信州大学, 人文学部, 教授 (20172249)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1994: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords性の欲求と行動 / 孤独感 / イメージ / 個性記述 / クラスター分析 / 態度構造 / 対処行動 / 社会的スキル
Research Abstract

本研究は、筆者によって開発された「個人別態度構造(Personal Attitude Construct)の分析」(PAC分析と略称)の技法による一連の研究に属するものである。
平成6年度の補助金によって遂行された研究テーマは、(1)性の欲求と行動、(2)孤独感、の2件であった。前者(1)については、ステディな恋愛関係にある異性との性行為の体験をもつ女性を対象とした実験成果『性の欲求と行動の個人別態度構造分析』(実験社会心理学研究,34,129-140:1994年)を受けて、性行為の体験段階を異にする男性を対象として実験された。主要な結果は次のようになる。まず、いずれの被験者にも<女性の身体部位の目撃による性衝動の喚起>を示すクラスターが存在し、男性においては、視覚的刺激によって性衝動が誘発されやすく、これが性行動を開始させたり持続させる重要な要因であることが明らかにされた。ついで、体験レベルの違いを比較することで、体験レベルの深さと社会的スキルや恋愛スクリプトの獲得の程度とが対応していることが解明された。他方で、個人的経験や性格などの特異性に基づくと考えられる個別性も確認された。
後者(2)の「孤独感」については、人間関係に帰因するものが多いけれども、物理的な孤立、長期的時間経過に係わるクラスターが特定個人にのみ出現するなど、固有な構造が見出された。個々人における全体構造に基づいて、孤独感の類型を発見するために活用できることが確認された。また、個々人の具体的な誘発刺激や対処行動などのクラスターが得られたことから、臨床場面での利用が可能であることが裏付けられた。
以上の平成6年度の研究によって、PAC分析が、「性の欲求と行動」や「孤独感」の研究に威力を発揮することが確認されるとともに、その他の広範な領域への適用可能性が示唆されたといえよう。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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