アフリカにおける王権、図像、歴史表像に関する民族学的研究 -特に、西アフリカ、ガーナ共和国のアシャンティの事例を中心として-
Project/Area Number |
06610282
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
文化人類学(含民族学・民俗学)
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
阿久津 昌三 信州大学, 教育学部, 助教授 (30201883)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 王権 / 図像 / 歴史表象 / 文化項目分類 / 地域・民族分類 |
Research Abstract |
本調査研究では、西アフリカの諸王国における王権の標章に関して、サバンナ地帯(モシ、マンプルシ、ダゴンバ)、森林地帯(ゴンジャ、ジャマン、ベニン、ヨルバ)、ギニア湾沿岸部(エウェ、ガ-、アカン語群)の諸王国の事例をとりあげ、特に、アシャンティ王国の事例を中心として、その図像学的な意味と歴史表像の比較研究を行った。特に、西アフリカの諸王国にみられる「王の椅子と肖像」「太鼓」「傘」「杖」「剣」「布と衣装」「サンダル」などの物質分化をとりあげることによって、王の名称を指示するもの、動物と植物の民族分類と寓意的表現、文字の神秘性(絵文字や呪文)などの王権、図像、歴史表像に関する比較研究を行った。また、本調査研究では、西アフリカの諸王国における王権の標章に関して、HRAFが開発した『文化項目分類』(Outline of Cultural Materials)及び『地域・民族分類』(Outline of World Cultures)に従って関係資料の図版を作成するとともに、関係資料のデータベース化を行った。 この研究成果は、第31回日本アフリカ学会学術大会(神戸学院大学)及び日本民族学会第28回研究大会(東北大学)において学会発表を行った。また、来年度の第32回日本アフリカ学会学術大会(日本福祉大学)及び日本民族学会第29回研究大会(大阪大学)において学会発表を行う予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)