Project/Area Number |
06620030
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil law
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 雅信 名古屋大学, 法学部, 教授 (70009819)
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Project Period (FY) |
1994 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 民法学方法論 / 権利の体系 / 法の生成 / ヘルメノイティーク / 法律学の没価値性 |
Research Abstract |
本年は、ドゥオ-キンの連作論やハード・ケース、イ-ジ-・ケース論や、ハートの概念のコアとビナンブラ論、ケルゼンの「わく」論等を中心に文献講読を行ってきたほか、昨年にひき続いてサヴィニ-の法の成立論の検討を行ってきた。 昨年、本年度の研究結果をふまえ、本年から研究結果の発表に入りたいと考えているが、現段階でのその全体構想は以下のようである。 I はじめに II 戦後の法解釈方法論とその再検討 1.利益衡(考)量論とその自己肥大 2.科学主義的法律観とその自己肥大 3.平井「議論」論とその自己肥大 (1)法的紛争における合理性と非合理性 ア、ポパ-の科学哲学 イ、非合理的紛争解決の存在 ウ、科学的議論、政治的議論、法的議論 エ、平井「議論」論で見落とされているもの (2)「発現のプロセス」の除外と新概念法学の台頭 ア、ポパ-の科学哲学と経験哲学的認識論 イ、平井「議論」論の非形式的推論モデルと三段論法 ウ、新概念法学への道 (3)非超越主義的「実体的合理性論」と平井「議論」論の手続的合理性 III.法律学とその方法、私論 1.法律学の統合性の回復をめざして (1)法律学における秩序性と無秩序性 (2)「グレーの覇束力」論 ア、概念法学、利益衡(考)量論と我妻法学 イ、ケルゼンの「わく」の考え方と来栖理論 ウ、ハートの概念のcoreと概念のpenumbra エ、ドゥオ-キンのハード・ケース、イ-ジ-・ケース (3)「グレーの覇束力」の手続的合理性・実体的合理性・自由裁量性 2.法の科学と権利の生成-「認識としての法律学」樹立のために (1)権利の体系と生成 (2)「ノイラートの船」のたとえ (3)「認識としての法律学」構想・従前の法律学方法論 ア、マルチン・クリーレのヘルメノイティーク イ、サヴィニ-の法の成立論 3.結語 以上が、本年までに達した研究の概要である。
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