Project/Area Number |
06640033
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Algebra
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
谷川 好男 名古屋大学, 理学部, 講師 (50109261)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 伸 名古屋大学, 理学部, 講師 (40180327)
寺西 鎮男 名古屋大学, 理学部, 助教授 (20115603)
伊藤 博 名古屋大学, 理学部, 助教授 (30168372)
向井 茂 名古屋大学, 理学部, 教授 (80115641)
北岡 良之 名古屋大学, 理学部, 教授 (40022686)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 加法的約数問題 / アイゼンシュタイン級数 / ア-ス尖点形式 / スペクトル理論 / クロステルマン和 / クロステルマンゼータ関数 / 跡公式 / リニック予想 |
Research Abstract |
加法的約数問題ではしばしば約数関数d(n)に対して、Σ_<n【less than or equal】x>d(n)d(n+k)のxに関する評価が問題になる。Vinogradov-Takhtadzhyanはこの問題に保型関数のスペクトル理論からアプローチするために、積分∫_<Γ\H>1^*(z,1/2)|^2P_k(z,s)dμ(z)( ここで、E^*(z,α)はEisenstein級数、P_k(z,s)はPoincare級数)を考えた。即ちこの積分をL_2(Γ\H)に作用するラプラシアンの固有関数でスペクトル分解し、主要項としてのゼータ関数ζ_k(s)=Σ^∞_<n=1>d(n)d(n+k)n^<-S>の評価を求めている。我々はそのアナロジーとして、Eisenstein級数とMaass form f(z)の積の積分I_k(s;α,f)=∫_<Γ∞\H>E^*(z,α)f(z)y^Se^<2πikx>dμ(z) を考え、その主要項としてのDirichlet級数がどのようなものかを出した。 D_k(s;α,f)=Σ^^∞__<m=1>(σ^<2α-1>(m+k)p(m))/(m^8)+ε_fΣ^^∞__<m=1,m≠k>(σ^<2α-1>(|m-k|)p(m))/(m^s) がそのDirichlet級数で、一方I_k(s;α,f)をスペクトル表示することによりD_k(s;α,f)のIm(s)→∞における評価を得た。またこれを応用して加法的約数問題のアナロジー、 Σ__<m【less than or equal】x,m≠k>{σ^<2α-1>(m+k)+ε_fσ^<2α-1>(|m-k|)}p(m)=O(x^<2Reα+ηo+∈-1/(2Reα+3/2)>) が成り立つことを示した。次にD_k(s;α,f)を用いる事により、Z_<n,m>(s)をKloostermanゼータ関数、ω(x)を適当なtest関数として時Σ^∞_<n=1>p(n)Z_<n,m>(s)ω(n)をI_k(s;α,f)の積分で表すことができた。今後の問題として、ω(x)を特殊化することにより、Z_<n,m>(s)の評価が得られないかどうかを考えたいと思っている。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)