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特性的初期値問題と零解

Research Project

Project/Area Number 06640222
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 解析学
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

萬代 武史  岐阜大学, 教養部, 助教授 (10181843)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 裕行  岐阜大学, 教養部, 助教授 (00190538)
室 政和  岐阜大学, 教養部, 助教授 (70127934)
荻 信隆  岐阜大学, 教養部, 助教授 (10021792)
志賀 潔  岐阜大学, 教養部, 教授 (10022683)
尼野 一夫  岐阜大学, 教養部, 教授 (40021761)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords特性的初期値問題 / 零解 / フックス型偏微分作用素 / ニュートン図形 / 不確定特異点
Research Abstract

Baouendi-Goulaouicは、フックス型偏微分作用素に対して実解析的関数の範囲で,特性的初期値問題の一意可解性及びHolmgren型の一意性定理を示したが,我々はこれを受けて,解を考える関数の範囲を実解析的関数から少し広げることで,フックス型偏微分作用素より広く,一意可解性が成り立つような作用素のクラスが存在することを,既に明らかにしていた。これらは不確定特異点を持つ作用素を含んでおり、不確定特異点を持つにも関わらず,このクラスの作用素はフックス型作用素と似た性質をある程度もっている.特に,Holmgren型の一意性定理も成立している。この結果から,このクラスの作用素に対しては、十分滑らかな零解は存在しないことが従うが,(Schwartz)超関数の零解は存在する可能性があり,実際,フックス型作用素の場合の結果の自然な拡張の形で(証明法は違うが)超関数零解の存在・非存在のための条件が得られる。今回の研究で,従来この様な超関数零解の存在を示すために付けられていた1つの条件をはずすための手がかりが得ることができた.成功すれば,フックス型作用素に対しても新しい結果である.これについては今後早急に詰めていきたい.
これらとは少し系統が違うが,従来のフックス型作用素の研究で除外されていた場合(特性指数が非負整数になる場合等)の基本解や初期値問題の解の構成に関して,新しい視点が得られ,新しい関数群をうまく定義することで,この様な場合も扱えることが分かってきた.この考えはさまざまな場合に適用できる可能性があり,この点については,さらなる研究が望まれる.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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