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メソイオン化合物を基盤とする高機能性物質の創製に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06640686
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Organic chemistry
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

荒木 修喜  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30115670)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佛願 保男  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90024207)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsメソイオン / レドックス系 / 電荷移動錯体 / アジン / ヒドラゾン / フルベン / フリーラジカル / テトラゾール
Research Abstract

種々のテトラゾリウム系メソイオン化合物の合成中間体として重要な5-クロロ-1,3-ジフェニルテトラゾリウム塩の簡便合成法を新たに開発することに成功し、本化合物を用いて以下に述べる新規メソイオン化合物を合成し、その構造、物性を検討した。
1.従来知られていたメソイオン型フルベンを出発物質として、共役系の更に拡大した三極性メソイオンの合成に初めて成功した。本化合物の電子状態を種々のスペクトレ解析により明らかにした。
2.クロロテトラゾリウムとヒドラジン水和物との反応により対応する紫色のアジンを高収率で合成した。本化合物は段階的に一電子酸化を受け、対応するカチオンラジカル(緑カッ色)ならびにジカチオン(橙色)を安定な結晶として単離することができた。これらの酸化生成物は還元によりアジンに戻ることを確認し、可逆的レドックス系を構築することに成功した。
3.一置換ヒドラジンとの反応により1:1付加物(ヒドラゾン)を赤紫色系の結晶として単離した。本化合物は酸により興味深い転位反応を起し、新規なメソイオン化合物を与えるユニークな新反応を発見した。
4.上記の新しいメソイオン類はニトロフルオレノン等の電子受容体と電荷移動錯体を形成することが明らかになった。将来、本錯体の物性について更に精査する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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