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トライボメモリー法によるテラバイト記録素子開発の研究

Research Project

Project/Area Number 06650162
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 設計工学・機械要素・トライボロジー
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

中野 隆  東京工業大学, 大学院情報理工学研究科, 助手 (00183517)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平塚 健一  東京工業大学, 工学部, 助手 (30181168)
Project Period (FY) 1994 – 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Keywordsトライボロジー / 摩擦面化学反応 / リソグラフィー / 高密度記録法 / 超固体潤滑 / 表面情報 / テラバイト記録素子 / 摩擦触媒
Research Abstract

まずトライボメモリーを実現するために必要な諸条件を決定するための理論的考察をおこなった.幾何学的形状の差として情報を取り出す従来の表面凹凸型記録法と、摩擦力の差を検出することによって情報を読み出すことが出来るトライボメモリー法の特徴を理論的に比較し、トライボロジーを利用した表面平坦型の記録法の優位性について検証した.次に加工法についての考察を行った.摩擦面化学反応を用いて固体表面の特定部分を選択的に化学修飾し、摩擦面にミクロな摩擦係数の差を持つ領域を生成する方法について検討した.トライボロジーを利用した化学修飾法はレーザーや電子ビームを利用する方法に比べて非常に低いエネルギーの注入で表面状態を変化させることが出来ることが明らかになった.最後にこの記録機構および読み出し機構が成立するための理論的な条件についても考えた.固体の凝着力の短距離性によりトライボメモリー法が磁気的な力を情報の読み取りに利用する場合と比べて有利な点が計算によって明らかになった.超固体潤滑膜を利用することにより摩擦面のおける情報を高速にしかも安定に読み取る方法についても検討した.また機械加工面に幾何学的形状として記憶された情報を機械加工面の特徴を生かす形で抽出できる方法を考案し、摩擦面表面が完全に平坦でない場合においても摩擦力の差が検出できる限界についての定量的評価を可能とした.次に実験的研究として摩擦面のトライボリアクションを用いて摩擦部分のみに選択的に物質を化学反応させる研究を行った.摩擦による活性化及び相互移着現象を利用することにより摩擦部分にのみ金属をメッキする事が可能となった.この方法を用いればセラミックスのような不導体に対しても電解メッキ法が可能な金属を局所的にコーティングすることが可能となった.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 中野 隆: "トライボロジーを利用した超高密度記録機構の研究" トライボロジー会議予稿集 東京. 85-88 (1994)

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  • [Publications] 中野 隆: "摩擦面形状を統計的方法を用いて処理する場合の問題点について" トライボロジスト. 40. 86-89 (1995)

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  • [Publications] 中野 隆: "ウェーブレットフィルターを用いた摩擦面の解析" トライボロジー会議予稿集 東京. 175-178 (1994)

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  • [Publications] 中野 隆: "情報理論による摩擦面の解析" トライボロジスト. 39. 326-329 (1994)

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      1994 Annual Research Report

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Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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