Project/Area Number |
06650309
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent mechanics/Mechanical systems
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Research Institution | Shizuoka Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
益田 正 静岡理工科大学, 理工学部, 助教授 (10106891)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | ロータリエンコーダ / 角度測定 / 校正法 |
Research Abstract |
試作したロータリエンコーダの精度評価システムの改良と機能の向上を図り、システムの校正精度を確認した。そして、国内外の最高精度のエンコーダの測定を試みた。 1.割り出し部の改良 (1)2つのアンギュラベアリングを使った構造に改造し、予圧をかけることで回転軸の剛性を向上させた。(2)歯車とステッピングモータを使った割り出し機構からバックラッシのない超音波モータと摩擦駆動方式に改造した。その結果、バックラッシなしで高応答、しかも10秒という微小角の割り出しが可能であることがわかった。 2.任意分割数エンコーダの測定プログラムの開発 これまでの測定対象エンコーダはシステムの基準エンコーダの分割数と約数の関係にあるエンコーダに限られていたが、任意分割数のエンコーダの測定が可能となった。32400P/Rのエンコーダの信号を分周器に通すことによって、見かけ上任意分割数のエンコーダを作り、測定を行った。その測定精度はこれまでとほぼ同程度であることを確認した。 3.基準エンコーダの誤差変化 実用の測定条件の範囲内で、基準エンコーダの誤差変化は0.1″以内であることを確認した。 4.統括 本システムが実用上0.1″の校正精度を持つことを確認し、国内外の最高精度の3つのエンコーダ(分割数はそれぞれ32400,36000,225000)の測定を行った。その結果、いずれも±0.3″〜±0.5″の精度をもつエンコーダであることを確認した。また、カップリングを使用するタイプのものは±0.2″程度の誤差が避けられず、今後のエンコーダ測定に際し、カップリングの特性が重要な課題であることもわかった。
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