鉄筋コンクリート床スラブの振動感覚評価尺度の推定式についての再検討
Project/Area Number |
06650615
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
井野 智 北海道大学, 工学部, 教授 (20001208)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Keywords | 鉄筋コンクリート構造 / 床スラブ / 振動感覚評価 / 有感振動 / 長期たわみ / 1次固有振動数 |
Research Abstract |
これまで筆者らは、鉄筋コンクリート床スラブの長期たわみ予測計算法を提案するとともに、既往の調査データを整理・分析して、床スラブの「長期たわみ」と振動感覚評価尺度の基準となる「1次固有振動数」と「歩行時振幅」の3者間に密接な相関関係の存在することを明らかにしてきた。 これらの成果から、鉄筋コンクリートの長期たわみを精度良く予測することにより、当該スラブの1次固有振動数と歩行時振幅は簡単に予測できるようになった。 これらに関連して行った当該年度の研究実績は以下のとおりである。 1.推定式の適用範囲拡張を目的として、下記の現場で1次固有振動数が20〜25Hzの床スラブの実測データを収集した。 (1)札幌市内の集合住宅新築工事3現場の床スラブ (2)北海道東方沖地震で被災した根室市内小・中学校3校舎の教室床スラブ 2 振動感覚評価の検討を必要としない限度と考えられる以下の床スラブについて振動感覚評価に重点をおいた実験を実施した。 (1)札幌市内の既存建物4箇所 (2)札幌市内の小・中学校3校舎 3 鉄筋コンクリート床スラブの一つであるフラットプレート及びフラットスラブの長期たわみ予測計算用プログラム開発し、柱頭支板の有無、形状寸法の差異が長期たわみに及ぼす影響を明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)