都市景観問題における価値感・立場の差の一元的・定量的取扱いに関する研究
Project/Area Number |
06650652
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平手 小太郎 東京大学, 工学部, 助教授 (70165182)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 都市景観 / 景観条例 / 景観構要素 / アンケート調査 / 数理モデル |
Research Abstract |
(1)都市景観評価という視点から都市景観整備について具体的な提案を行っている過去の研究事例を収集し、モデル設定のための基礎資料とした。 (2)他方自治体における景観条例・街づくり計画などを対象とし、その立場・留意点等を整理し、(1)の結果と対応させた上で、各種の景観構成要素の推奨水準などを考察することにより、学術・行政的視点とを総合した立場で、一元的な評価軸・判断基準の検討を行った。都市景観整備の具体的な施策としては比較的類似しいるものが多いので、代表的なもの10例程度を対象とした。 (3)都市景観に関するトラブルの事例を収集した。トラブルの原因・当事者の立場と主張・解決の経緯などを調査し、判決・和解等によって金銭的な補償が行われた事例については、トラブルの要因となった景観構成要素(看板や電柱等)、心理要因(圧迫感等)の有する経済的価値の導出を試みた。 (4)景観問題に関係する各種の立場の人を対象とした配票調査・面接調査・集合調査等によるアンケート調査を行った。対象被調査者群については、一般住民・地権者・設計、開発に携わる人、自治体で景観行政に携わる人等を想定した。対象地域としては適当と判断される具体的な地域を選定し、上記の対象被調査者群それぞれに調査を行った。また、補完的な意味で、対照調査として特に地域を限定しない対象被調査者群を用意し、景観問題を仮定したうえで調査をするという方法を併せて行った。 (5)調査結果の分析に関しては、一般的な多変量解析に加えて、当研究室で提案しているコンジョイント分析や階層分析法を応用した手法を用いた。また、以上の結果の整理と、手法の整備を平行して行いながら数理モデルを設定した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)