魚油摂取による赤血球膜過酸化リン脂質の異常蓄積と脾臓免疫担当細胞の機能障害発現
Project/Area Number |
06660144
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
食品科学・栄養科学
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
宮澤 陽夫 東北大学, 農学部, 助教授 (20157639)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 魚油 / 赤血球 / 過酸化脂質 / 脾臓 / 免疫細胞 |
Research Abstract |
本研究で明らかにされた点は以下の通りである。魚油を与えたマウスは,通常の油脂例えば大豆油を与えたマウスに比較して,体重増加量に差はないが,赤血球の過酸化脂質量の著しい増加が確認された。すなわち魚油食マウスではホスファチジルコリンハイドロパーオキサイドが約2倍に,ホスファチジルエタノールアミンハイドロバ-オキサイドが約4倍に増加した。この時,魚油食マウスでは脾臓重量の有意な増加と肥大が観察され,脾細胞数は大豆油食マスウの2倍を示した。そして,この魚油食マウスの脾細胞のマイトジェン応答能は著しい減少を示し,大豆油マウスに比べその能力は半減していた。本研究により生体膜の脂質過酸化の亢進が免疫細胞機能を修飾することがはじめて証明された。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)