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電磁気に対するサメ類の行動に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 06660242
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General fisheries
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

竹村 暘  長崎大学, 水産学部, 教授 (70039725)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小井土 隆  長崎大学, 水産学部, 講師 (20215164)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywordsサメ類 / 磁界 / 行動 / 刺激 / 反応 / 咬害
Research Abstract

自然の地磁気や人口的な磁場を与えたときのサメ類の行動を解析することにより、磁気に対する生態解明を試みた。残留磁界を無くすため、空芯またはソフトフェライト芯の種々の電磁コイルを作成し、前もって各コイルで発生可能な磁界の強度の測定を三次元磁気測定器を用いて直流並びに交流磁界について三次元並びに総強度を1mG単位で測定した。シロザメ・ドチザメ・ホシザメ・ネムリブカ・フジクジラ・トラザメの6種のサメに対して直流並びに種々の交流磁界の行動に与える影響を調査すると共に、水族館等に飼育中の板鰓類の直流磁界中での定位方向・遊泳行動などについても検討を行った。直流磁界中での板鰓類の行動には何等方向性を見いだすことが出来なかった。即ち、水槽内壁に沿って定速で遊泳し、停止する際の位置も磁界の方向に対してランダムであった。他方、各々のサメに対して交流及び直流の磁界を強度・時間変化を変えて1m以内の距離(10cm間隔で変化させながら)から刺激として与えた時の行動をビデオで記録しながら観察した。その結果、いずれの刺激に対しても、行動として何等変化がみられなかった。フジクジラで僅かに反応が観察されたのみである。このように、自然の磁界並びに人工的な磁界に対して、サメ類は行動に変化を見せなかった。この結果は、飼育条件下であったこと、並びに刺激として与えられた磁界が、サメにとって何等生理学的に意味の無いものであったため、行動解析からは明瞭な変化が現れなかったためと考えられる。そこで、サメの脳波の変化から実際に知覚していないのか、知覚しているとするとどのような刺激が知覚しやすいかの実験を行った。その結果、定常磁界には殆ど反応がみられないが、変化の激しい磁界(交流磁界)に脳波の低周波部分が応答していることが分かった。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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