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アミノ酸代謝異常モデルとしての遺伝性高K赤血球犬

Research Project

Project/Area Number 06660392
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Basic veterinary science/Basic zootechnical science
Research InstitutionAzabu University

Principal Investigator

藤瀬 浩  麻布大学, 獣医学部, 助教授 (40106232)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 落合 秀治  麻布大学, 生物科学総合研究所, 助手 (20247307)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords柴犬 / 赤血球 / グルタミン酸 / アスパラギン酸 / グルタチオン / アミノ酸取り込み / グルタミナーゼ / グルタミンシンセターゼ
Research Abstract

1.アミノ酸代謝異常赤血球を保有する犬の調査:合計85頭の柴犬の血液を採取して、細胞内Na,Kおよびグルタチオン(GSH)を測定し、11頭の高K、高GSH犬(HK/HG)、28頭の高K、低GSH犬(HK/LG)を発見した。柴犬の中に、高頻度で、これらの犬が存在することが明かとなった。
2.赤血球内アミノ酸動態の検討:Glu取り込み活性はHK/HGでは38-120umol/Lcell/h、HK/LGでは1.4-33umol/Lcell/h、正常な低K犬(LK)では1.5-38umol/Lcell/hであった。LKおよびHK/LGの中に、この取り込み活性が極めて低い(5umol/Lcell/h以下)個体が発見され、それぞれLK/LTおよびHK/LG/LTと呼称した。LK/LTではアスパラギン酸濃度が、通常の犬の8倍高く、アミノ酸蓄積異常が、Na,K-ポンプの存在とは関係なく出現することが示された。
3.Na-依存性グルタミン酸、アスパラギン酸輸送体の精製:赤血球ゴ-スト抽出物をリポソームに組み込み、グルタミン酸取り込みを予備的に測定した。今後、このリポソーム系を精製のマーカーとして精製を進める。
4.グルタミナーゼ、グルタミンシンセターゼの解析:グルタミナーゼはHK群ではLKの約1.5倍の活性を示したが、これは細胞内基質濃度による差であった。グルタミンシンセターゼ活性には差はなかった。
5.アミノ酸代謝の細胞容積への影響および細胞内情報伝達系との関係:グルタミン酸、GSH濃度が、細胞容積の変化とパラレルに変動することを見いだした。細胞内cAMP、Ca、Mgとアミノ酸濃度変化は現在検討中である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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