ストレスによる排卵障害における視床下部グルタミン酸作働性ニューロンの役割
Project/Area Number |
06670086
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
明間 立雄 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教授 (60128585)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 篤彦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (40207288)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ストレス / ゴナドトロピン / NMDA受容体 / グルタミン酸 / オピオイド / CRF |
Research Abstract |
1.[緊縛固定ストレス下のパルス状LH分泌に及ばすNMDAの効果]卵巣摘出ラットにおいて、急性緊縛ストレスによりパルス状LH分泌が抑制された。この抑制下でNMDAの投与はLH分泌を刺激しなかった。NMDA不応性の原因として(1)ステロイド・ホルモン非存在下の感受性低下と、(2)ストレスによる感受性低下の2つの可能性が想定されたので、以下の実験ではエストロゲン処置ラットを用いて、(2)の可能性を検討した。 2.[NMDA誘起LH分泌に及ぼすストレスの影響]緊縛ストレス及び情動ストレスによってNMDA誘起LH分泌が著しく抑制されるが、LHRHによるLH分泌は抑制されないことを見出した(印刷中)。 3.[ストレス下のNMDA誘起LH分泌反応低下の神経機構の検討]オピオイド拮抗薬ナロキソンによるLH分泌もストレス下で抑制され(印刷中)、ストレス非負荷の動物ではNMDA誘起LH分泌はβエンドルフィン脳室内投与によって抑制されないこと(既発表1994、及び投稿中)から、ストレスによるNMDA誘起LH分泌反応低下に非オピオイド神経の関与が示唆された。ナロキソンによるLH分泌はCRF脳室内投与によっても抑制されることを見出し(未発表)、現在、内因性CRFがストレスによるNMDA誘起及びナロキソン誘起LH分泌の抑制に関与するか否かを検討中である。 4.[視床下部グルタミン酸放出に及ぼすストレスの影響]視索前野・前視床下部の微量透析実験でグルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸伝達物質放出量のストレスによる変化は検出されなかった。 5.[総括]以上の結果から、ストレス性排卵障害を来す下垂体ゴナドトロピン分泌低下の機構として、視床下部LHRH放出神経系におけるグルタミン酸(NMDA受容体作働性)感受性低下が関与し、さらにその感受性低下の神経機構として非オピオイド神経の関与が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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