Project/Area Number |
06670159
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
米倉 秀人 東北大学, 医学部, 助教授 (80240373)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | reg / pancreatic islet β-cells / regeneration / gene family / genomic cloning / nucleotide sequence / gene expression / chromosomal localization |
Research Abstract |
本発明の目的は、インスリン産生細胞増殖因子reg蛋白をコードする新しいヒト遺伝子を分離して構造を決定し、発現の組織特異性を明らかにするとともに、その染色体座位を決定することである。本研究は、当初の計画どおりに進行し、以下のように期待された成果を得た。 1.弱い条件のサザンブロット分析でハイブリダイズしてくる、すでに分離されているreg遺伝子しとは明らかに異なる3.4kbpと2.2kbpのHindIII消化ヒトDNA断片を、ゲル電気泳動後回収しDNAライブラリーを作製した。 1.で作製したゲノムDNAライブラリーをスクリーニングし、ヒトregcDNAとハイブリダイズする3.4kbpと2.2kbpのDNA断片をクローン化した。これらのDNAの塩基配列を決定した結果、3.4kbpのDNA断片が新しいヒトreg遺伝子の5領域、2.2kbpのDNA断片が3領域であることが明らかとなった。さらに、PCR法を用いて3.4kbpと2.2kbpのDNA断片がゲノム上、連続していることを確認した。 2.で分離した新しいreg遺伝子のエクソンに相当する領域にプラマ-を作製し、脾臓RNAより、RT-PCR法により新しいヒトreg遺伝子に由来するcDNAを分離し、構造を決定した。その結果、この新しいreg遺伝子はすでに分離されているreg遺伝子と同じ166アミノ酸のタンパクをコードしており、両者はアミノ酸で87%という非常に高い相同性を有していた。そこで、先に分離されたreg遺伝子をregIαと改称し、新しく分離したreg遺伝子をregIβと命名した。 ノーザンブロット分析により、regIαが膵、胃、腎で発現しているのに対し、regIβは膵でのみ発現していることが明らかとなった。 regIαとregIβ遺伝子DNAをプローブとして、fluorecence in situhybridization(FISH)法により両遺伝子の染色体座位を決定したところ、両者は第2染色体のごく近傍に位置していることが明らかとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(30 results)