黄色ブドウ球菌のロイコンジン及びγ-ヘモリジンの構造と活性発現の相関に関する研究
Project/Area Number |
06670280
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
神尾 好是 東北大学, 農学部, 教授 (00109175)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 黄色ブドウ球菌 / 血球崩壊毒素 / ロイコシジン / ガンマヘモリジン |
Research Abstract |
黄色ブドウ球菌の白血球崩壊毒素ロイコシジン並びに赤血球崩壊ガンマヘモリジンは、それぞれ2成分蛋白質(HγIとHγII)および(FとS)から構成され、それぞれの発現には各々2成分が必須である。平成6年度内に以下の事実を明らかにした。 1.両者はF成分を共通の成分として持ちSとHγIIは血球認識のための蛋白質である。 2.ロイコシジンS成分のC末端領域トリプトファン残基がGMIとの結合に重要な残基である。 3.HγII成分における217番目のアルギニン残基が赤血球崩壊活性に重要なアミノ残基である。 4.赤血球崩壊過程に於けるF成分及びHγII成分の血球膜への作用順位並びに両成分の膜上での会合実験の結果、ロイコシジンにおいてはS成分の初発の白血球への結合が続いて起こるF成分の結合と生物活性に必須である。ガンマヘモリジンへは、それとは反対にF成分の初発の赤血球への結合が赤血球崩壊活性に必須である。 5.S.aureus P83に於けるF成分と類似の活性を有する新規M成分が存在する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)