肺炎桿菌リポ多糖体の強力な補体活性化能におけるマンナン結合蛋白の役割
Project/Area Number |
06670309
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
横地 高志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (20126915)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | LPS / エンドトキシン / 補体 / マンノース結合蛋白 / MBP / レクチン / マンナン / アジュバント活性 |
Research Abstract |
肺炎桿菌リポ多糖体をエポキシセファロース6Bに結合し、アフィニティーカラムを作製した。ヒト血清を透析後、CaCl_2を加え、LPS結合カラムで肺炎桿菌リポ多糖体に結合する血清蛋白を精製した。アフィニティーカラムに結合した蛋白を抗マンノース結合蛋白抗体で免疫ブロッティング法を用いて解析したところ、明らかにマンノース結合蛋白が含まれていた。しかしながら、他の蛋白の混在も認められたので、イオン交換カラム(エコノパックQ)を用いてさらに精製を試みた。マンノース結合蛋白の他に分子量約28000ダルトンの蛋白が混在していた。このため、スーパーロース6Bでゲル濾過を行い、分子量の大きい分画を得た。免疫ブロッティング法にてマンノース結合蛋白も明らかにその分画に認められた。還元下でのSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動でマンノース結合蛋白のみの分画とIgMの混在と思われる分画があった。IgMの混在する分画をヒトIgM抗体結合アフィニティーカラムでマンノース結合蛋白を精製した。ゲル濾過による分画またアフィニティーカラムでIgMを取り除いた分画には、非還元下で60万ダルトン、還元下で3万2千ダルトンのマンノース結合蛋白が単一バンドとして得られた。このことは、肺炎桿菌リポ多糖体にマンノース結合蛋白が結合することを示している。enzyme-linked sorbent assay(ELISA)でも肺炎桿菌リポ多糖体にマンノース結合蛋白が結合することが明らかになった。最近、マンノース結合蛋白はある種のセリンプロテアーゼと共に補体活性化に関与していることが明らかにされた。これは、肺炎桿菌リポ多糖体が他のリポ多糖体と異なり、レクチン経路を用いて、補体を活性化させることを示唆している。肺炎桿菌リポ多糖体の強力な補体活性化能にマンノース結合蛋白が重要な役割を果たしていることが推測された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)