T細胞アポプトーシスにおけるHOX11の役割の解析
Project/Area Number |
06670343
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
幡野 雅彦 千葉大学, 医学部, 助手 (20208523)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳久 剛史 千葉大学, 医学部, 教授 (20134364)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | HOX11 / 関連遺伝子 / ホメオボックス遺伝子 / 臓器形成 |
Research Abstract |
HOX11は染色体転座t(10;14)(q24;q11)を有するT細胞急性白血病の染色体切断点よりクローニングされたホメオボックス遺伝子である(Science,1991)。本研究では、リンパ系器官の発生、分化におけるHOX11遺伝子の役割を明らかにすることを目的として正常マウスリンパ球およびリンパ系器官の発生、分化のステップにおけるHOX11の発現を定量的RT-PCR法を用いて解析した。その結果、胎生期において脾臓原基、胸腺およびその原基が誘導される鰓弓に発現を認めた。特に脾臓においては大量に発現が認められHOX11ノックアウトマウスが無脾症となることとあわせるとHOX11は脾臓臓器形成に必須のものと考えられた。 また、HOX11ホメオドメインをプローブとしてHOX11と相同性の高いHOX11関連遺伝子をクローニングした。この遺伝子のホメオドメインは60アミノ酸中52個がHOX11と同一で、またホメオドメイン以外の部分でも80%以上の相同性が認められた。次に、胎生期における内在性のHOX11関連遺伝子の発現の変動を経時的に検討した。その結果、HOX11関連遺伝子は胎生10-13日のマウスの交感神経節や副腎髄質にその発現が見られた。これらの結果からHOX11とその関連遺伝子の機能は異なっていることが示唆された。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)