Project/Area Number |
06670445
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
|
Research Institution | Osaka Prefectural Institute of Public Health |
Principal Investigator |
住本 建夫 大阪府立公衆衛生研究所, 食品衛生部食品化学課, 主任研究員 (80231380)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高垣 裕 大阪府立公衆衛生研究所, 公衆衛生部, 総括研究員 (20075055)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | 可溶性食物繊維 / ポリデキストロース / 免疫化学的測定法 |
Research Abstract |
可溶性低分子食物繊維として食品に添加されているポリデキストロース(合成多塘類)の免疫化学的測定法の開発を以下の実験計画により試みた。 1)ポリデキストロースの物理化学的性状 ポリデキストロースはブドウ塘、ソルビトール、およびクエン酸の割合を89:10:1で混合し、高温高真空下で重合させた合成多塘類である。その基本構造はブドウ塘のランダムな結合からなっている。ブドウ塘の1→2、1→3、1→4、1→6結合などを含む多くの結合様式から成っていると考えられる。今回使用した市販のポリデキストロースは平均分子量が約1,000(Superdex30pgによる分子濾過法による)であった。 2)免疫原および抗原の作製 ポリデキストロースの平均分子量が約4,000分画を過ヨウ素酸で酸化し、これに蛋白質(免疫原にはHuman IgGに,抗原にはBovine serum albuminに)を加えてシッフ塩基を作り、さらにNaBH_4で還元してポリデキストロース-蛋白質複合体を作製した。 3)免疫、細胞融合、およびモノクロナール抗体の作製 6週齡のマウス(♀、Balb/c)にComplete Freund's Adjuvantと共に免疫原を腹腔内に投与した。5週間後に抗原のみで再度免疫し、3日後に免疫した脾細胞を取り出しX63-Ag8-6.5.3細胞とポリエチレングリコール(MW=1,500)を用いて細胞融合を行った。現在モノクロナール抗体のスクリーニング中である。 4)測定系の作製 ポリデキストロースを測定するためには結合様式特異的な抗体を用いたサンドイッチアッセイ法が最適であると考えられる。特に二次抗体としては特異性の低い物が好都合であるので、その一例としてα-D-Glucに親和性を持つConAが使用できるかでうかを検討した。現在モノクロナール抗体を一次抗体としたサンドイッチアッセイ法による測定系を検討中である。 5)いろいろな食品に添加されているポリデキストロースの測定 上記の測定系を使用して、いろいろな食品に添加されているポリデキストロースの測定を計画中である。
|