Project/Area Number |
06670538
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
成瀬 達 名古屋大学, 医学部, 講師 (50180550)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | PACAP / VIP / PRP / 免疫組織化学的研究 / 消化管神経 / 胆嚢運動 / 膵外分泌 / 消化管血流 |
Research Abstract |
1.PACAPの免疫組織化学的研究:PACAP38、PACAP27およびVIPのC端部を化学合成し、サイログロブリンにコンジュゲート後家兎に免疫し、それぞれ交差性のない特異抗体を得た。PACAP特異抗体を用いて消化管におけるPACAP38および27の分布を免疫組織化学的に検索した。PACAP含有神経は、消化管の筋間神経および粘膜下神経に存在した。現在、VIP特異抗体を用いて両者の分布と関係を免疫組織化学的に検索中である。 2.PACAPの免疫化学的研究:PACAPおよびPACAP関連ペプチド(PRP)ラジオイムノアッセイ系を確立し、PACAPおよびPRPの生体分布を測定した。PACAP、PRP共に中枢神経系および消化管神経系に存在していた。 3.PACAPの消化管に対する作用:(1)消化管運動:VIPが胆嚢を弛緩させるのに対し、PACAPは収縮させる。この機序をモルモット胆嚢単離平滑筋標本において検討した。PACAPの胆嚢収縮作用は、アトロピン(ムスカリン受容体拮抗薬)、テトロドトキシンならびにロキシグルミド(CCK拮抗剤)により抑制されず、胆嚢平滑筋に対する直接作用であると推定された。(2)膵外分泌作用:PACAPはVIPと同じくラット単離膵腺房細胞におけるcAMPを上昇させ、アミラーゼ分泌を刺激した。(3)血流作用:単離血管平滑筋標本および血流測定プローブを左胃動脈ならびに上腸管膜動脈に埋め込んだ慢性犬を用いて、PACAPの消化管血流作用を比較した。モルモット肺動脈の単離血管平滑筋標本およびイヌの上腸管膜動脈に対するPACAPとVIPの作用には差を認めなかったが、左胃動脈弛緩作用は、PACAPがVIPの約20倍強力であった。 これらの成績から、PACAPはVIP受容体のみならず、PACAP受容体を介して消化機能の調節に関与している可能性が高いことが示唆された。
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